ある日の昼に向かったのは北区清水の麺類食堂「やなぎや本店」(品書きには”柳屋”の表記有り)。未確認だがこの地で昭和21年(1946)からやられているという話も。バイクを道を隔てた駐車場に停め、店内へ。中は黒塗りのテーブル席が7つ、小上がり席が3つ、あと小さなカウンター席も見える。奥には漆黒のつゆのおでん鍋も湯気を立てていた。この日は洋食目当てで入ったのだが、品書きを見ると目当ての「オムライス」、それに「チキンライス」「チャーハン」は消されていた…。カレーは残っていたし、フライ物もあったがちょっと気分では無い。丼物を見ると歴史ある食堂だけあって「木の葉丼」や「志の田丼」もちゃんとある。その中からあてずっぽうで店名を冠した「柳屋丼」というのを給仕の女性(女将?)にお願いした。さてどんなのが出てくるのか。奥の調理場の中にはご高齢の男性が2人。
しばらくして運ばれた「柳屋丼」は、天ぷらを玉子でとじたいわゆる”天とじ丼”。やや濃いめの色をしたつゆで海老の天ぷらが2尾と玉ねぎ、長ねぎが使ってある。小皿にはたくあんとお新香。熱々だろうからと「お水もお持ちしましょうか?」と訊いてくれる優しさが嬉しい。さっそく丼を持ち上げ箸を入れる。つゆは多めなのでご飯を持ち上げ辛い。海老の天ぷらは小さめ。つゆの味が濃いので玉子がちょうどいい感じ。最後は丼に口を付けて掻き込んだ。次はフライ物か「かつ丼」にしてみようか。おでんで一杯っていうのもイイな。(勘定は¥750)
めん処 やなぎや本店
愛知県名古屋市北区清水5-24-1
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