夏のような 暑さではありませんが、今日も暑く
秋晴れです。 台風が沖縄方面に停滞して 今後
風雨が心配されます。 被害が出ないように祈るばかりです。
今日は、楽に歩けて身体に優しい 『ナンバ歩き』を
ご紹介します。
桐朋学園大学教授 矢野先生は、
古武術などの知恵を生かし、身体を傷めない効率的な
運動方法を考案なさっています。
その中の 『ナンバ歩き』 です。 以下は記事の内容です。
江戸時代の日本人は、健康な人なら 一日40㎞くらいは
平気で歩けたという。 それほど健脚だったのか。
その鍵のひとつは歩行法にあった。
明治時代以前に一般的だった歩行法を 『ナンバ歩き』
という。
ちなみに、この ‘ナンバ’ という言葉は、悪路や
急坂、和服や草履という歩きにくい衣装、疲労時など
(難場)や(難時)に向いた歩き方であると、先生は
解釈しているそうです。
『身体に優しく、ムダがない動きが ナンバ。現代の
運動理論からいっても、効率性と合理性が高い歩行法です。
江戸時代までは、みんな自然にナンバで歩いていたのですよ。
いまでも 古来の武術や歌舞伎などは、この歩き方です』
★私自身 6才~ 日本舞踊を習っていましたので、この
ナンバという 言葉には 懐かしい響きがあり、身体に
ナンバの動作がいまだに 染み付いて 残っています…
現代の日本人の歩行法は、左右の手足を交互に出し、
つま先で蹴り、腰をねじる西洋型歩行である。
これは、明治時代以降、義務教育によって広められた。
簡単に早く歩けるのだが、身体を傷めやすい欠点がある。
『ナンバは、体幹、特に腰をねじらず、腕は自然に上下に、
かかとを意識せず着地して蹴らない、踏ん張らない。
筋肉の力ではなく、体 全身を使って無理なく 歩く感覚
です。 だから バランスよく、疲れにくいのです。』
①平坦な道のナンバ歩き。
両肩を結ぶラインと腰のラインを揃えて、身体をねじらない
ように。 右足を前に出す時は、右手のひらを下に向けて
押し込むようにし、左手のひらは上にむけて、引き上げるように。
②階段でも、肩と腰のラインを揃える。
右足を上げるときは、右半身全体を使って引き上げる
ようにする。 左足はその反対。 後ろになった足を
前に運ぶ感覚で動かすのがコツ。
③両足を伸ばし、両腕を前に出して床に座り
お尻の重心を右・左にと変えながら、前進する ‘骨盤歩き’
左右の骨盤を引き上げて進むことで、ナンバの特色である
右半身と左半身を交互に動かす感覚がつかめる。
★私は、バレエを長年やってきましたので、綺麗に
歩くために 体を ねじって 細く見えるよう 歩く‘くせ’
ができています。 なので、さっそくナンバ歩き でやって
みましたが、ロボットのようでした…
でも 思い出しました。 股関節の手術をして 車椅子の
次の 両松葉杖の時、この 「ロボット歩き」 = 「ナンバ歩き」
をしました。
ですから、体に負担を 掛けないのは 正しいのです。
身体に負担を かけないで、楽に 本当に歩きたい !
ですね。 私は、さっそく 毎日 ナンバ歩きを 実践して
みます。 研究の成果が出ましたら また ご報告したい
と思います。
きららの 体操教室で 皆さんと やってみます !
みなさんも 一度は ぜひ実際に やってみて下さい。
ただし、個人差(人 それぞれ違いますし、自身も日によって
状態が 違いますので、痛みがある時は やらない、痛みが
出たら 止める。) を十分 考慮して ご一緒に 頑張りましょう !