私は、左脚 股関節を3年前に手術しました。
手術内容は、関節唇切除・筋解離です。状態は進行期で骨のう胞
と骨棘がありました。 3年経って 骨のう胞は
消え、骨棘は削りましたので まだ目立ちません。
私は、形成不全ではなく、後天的な軟骨のすり減りのようで、
1000人に一人の症例(欧米型) のようです。
手術をしましたが、左脚は常に違和感があり、ひどい時は
痛みが強い時もあります。
右脚は、主治医 曰く、「あまり良い状態ではないので、
無理をしないように 大事にしなさい !」 といつも言われて
帰ってきます。
が、全然 痛みはないし 違和感もありません…
痛みがないということは、当たり前に幸せなことです。
でも、常に痛みがある状態をながーく 続けていると、
悲しいかな… 精神に 良くないですね !
(美容にも良くない ! 痛みのために眉間にたてジワが
出来 おでこに横ジワがくっくりとした?ような気がします…)
年だからダー と 突っ込まれそうですが…
日本人は、先天的股関節脱臼と形成不全からなる、変形性
股関節症が多いようです。
原因の一因である、赤ちゃんの時の 股関節脱臼に注意して
少しでも防げるのであれば、と思いましたので…
今日は、先天性股関節脱臼の恐れがある !?
と 小児整形外科医が予防啓発している “スリング”について
の記事を紹介します。
まず、“スリング”って何? と思う方もいらっしゃると
思います。 私も先日 電車の中で始めて見ました。
赤ちゃんをお母さんの身体の前に大きな風呂敷鼓をぶら下げて
その中に、赤ちゃんを包むようなものです。
首が据わらない新生児から使えるのが支持されている、理由
だそうです。 スリングで新生児を横抱きにすると、脚がクロス
して脚の開きが制限される。
また、たて抱きと たとえ あぐらをかかせた状態で脚を開いて
いても、横から力が加わると脱臼の可能性は高まる。
私が見た そのお母さんは、脚を開いて使用していました。
原因は、新生児の股関節を伸ばすと、骨盤と太ももを結ぶ筋肉に
より、股関節を外す力が働くため。 股関節の受け皿となる骨が
小さいといった骨格の問題や、関節が軟らかいなど多くの要因も
絡む。
いったん外れると元に戻りにくい。
子供のうちに手術が必要になったり、成人して痛みがひどくなったり
すれば、人工股関節を入れなければならない場合も。(実際にそう
なった方もいらっしゃると思います)
★脱臼した場合、生後4ヶ月頃までに発見できれば、変形などの
後遺症は少なくなる。
▽左右の脚の開き具合が違う
▽左右の脚の長さが違う
▽股関節から クリッと変な音が聞こえる
…… など一つでも当てはまるなら、整形外科の受診が必要。
→仙台赤十字病院 北純先生
☆スリングの使用について
▲使用は生後1ヶ月以降に
▲縦抱きにして脚はM字形、股、ひざ、脚は自由に動かせるように
して、脚は袋から出す
『赤ちゃんは、寝ているとき、股関節をしっかり曲げている。
その自然な体勢を維持したまま、素手で縦抱きするのと一緒』
『赤ちゃんとお母さんが向かい合わせになり、赤ちゃんのお尻が
お母さんのおへそより上にくるよう抱く。ひざを曲げてひざが
お尻より上になるようにすれば、自然と脚はM字形になります』
→日本ベビースリング協会の藤原さん。
原因を減らし 少しでも変形性股関節症で泣く人が、出ない !
ようにすることも、私たち変股症の人の 『責務』 と考えます。
これも一種の ‘社会貢献’ですね。
もし、ご自分の身近な方、あるいわ おせっかいと言われても
電車の中などで、見かけたら ぜひ 声をかけて 注意をして
あげて下さい !!