変形性股関節症に負けない『心と身体』を目指して -運動指導士 彦坂惠子-

踊りが命と舞台と指導に明け暮れていた私が突然変形性股関節症と言われ、手術をし引退したが現在運動指導士として活躍中

けじめ

2011-06-15 12:08:46 | Weblog

 今日は水曜日なので、叔母の訪問マッサージの先生が来てくれ、今、終わりました。
 この医療マッサージは、週に2回(一回 20分)、叔母は保険の一割+交通費、と格安でやって
 もらえます。
 なので、たった20分…効果あるのかないのか? 

 と思いながら、もう1年以上経ちました。肩の軟骨が減って間が狭いために、可動範囲が狭まり、
 (リウマチの影響)、骨粗しょう症による背骨と腰の圧迫骨折の影響と、手の指の変形…は、
 仕方がありませんが、やらないより、血の循環がよくなるようで、また話し相手になってくれるので
 (家族以外の人たちと話すことは良いことなので…)
 なかなか、効果はあるようです。


 高齢者と住んでいると、いろいろと面倒に思うことも多々あるものですが、自分もいずれ行く道です。
 今日は、朝起きて体がどこがどうというのではなく…重かったなぁー
 若い時は、どんなに運動(バレエのレッスンを一日中していても)しても、へっちゃらだったのに…

 
 今日は、困ったお年寄りのお話の記事がありました。さてさて、皆さんは、どう思われるでしょうか?

          

            『けじめ』    西田小夜子(作家)
 
 また隣のおばあさんがきた。「これ開けて」と佳織さんにミルクコーヒーのボトルをよこす。
 フタをねじる力がないらしい。イワシ缶のプルタブを引っ張れない。ジャムのビンが開けられない。
 電球が切れたと、毎日のように何か頼まれた。

 ジャムのビンなど佳織さんでも苦労する。高い場所の電球は夫が取り替えるのだけど、これも危険だし
 めんどうだ。
 おばあさんは86歳になり、急に体中が弱ってきた。年を取るということは、昨日までできたことが
 突然できなくなるのかと、62歳の佳織さんは身にしみる。
 底が真っ黒に焦げたナベが、玄関前に2個も放り出してあるのを見ると怖かった。

 50代の息子が二人いるのに、母親が老いると全然実家に寄りつかなくなった。佳織さんは市役所に
 連絡してみた。しかし体は健康で一人暮らしの高齢者があふれている次代、手の打ちようがないらしい。
 火事になってからでは手遅れなのに。

 「植木の手入れとか電球の取り換え、シルバー人材センターで安くやってくれるわよ」と
 佳織さんはすすめてみる。
 「あたしはお金使いたくないのよ。だからおたくに頼んでいるんです」
 おばあさんは堂々と言った。

 人生のけじめについて、佳織さんは考える。
 自分のごはんが作れなくなったら、家を売って貯金もはたいて老人ホームに入ろう。
 「それが私の人生のけじめだわ」と佳織さんは思った。


 さて、あなたはどう考えますか?
  私は、どうするかしら? ピンピンコロリ(死ぬまで元気で、コロリと死ぬ)は、理想です。
  理想どおりにならないのが、人生!
  理想どおりにならなかったから、変股症になって、舞踊家を引退したのだから…
  たぶん、あたふたと、もがくのでしょう…
  今も変股症でもがいているのだから…  だけど!

          『変形性股関節症に負けないでね!』

コメント
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