変形性股関節症に負けない『心と身体』を目指して -運動指導士 彦坂惠子-

踊りが命と舞台と指導に明け暮れていた私が突然変形性股関節症と言われ、手術をし引退したが現在運動指導士として活躍中

きらら初レッスン

2014-01-17 19:35:32 | きらら

 毎日、底冷えのする寒さですね。
 雪国の人からみたら…冬晴れで何を言ってる。。といわれそうですが…

 寒さの中、昨日から「きらら」は始動しました。

 


 きららのある前日に天気予報で雪(舞う程度)の予報が出ていました、翌日きららの日も
 外気温4℃、寒くて体調を崩されている方(股関節に痛みが強く出ている?
 風邪をひいたなどなど)が多いでしょうから、参加人数は少ないよねーー、
 なんて、考えていたら…

 14人も参加してくれました。(私と相棒も入れたら、16人)
 皆さん、とてもお元気でも今日のきららをとても楽しみにしてくれている
 (体操だけでなく、仲間とのおしゃべり)がわかりました。

 参加のお仲間は、いつものメンバーと昨年、短期間のうちに痛みのため両足人工置換術を
 されてからまだ、4ヶ月未満の方が「チェアーダンス」のみですが、元気な体(旦那様運転の
 車で来て、帰りは買い物をしたいからと電車で帰るからランチはしないけれど…と、
 術前からノルディクウォークで、歩行されていたが、ちょっとした移動は、杖もノルディクも
 使用しないで歩いていた。。

 誰かが言った。
 「普通に歩いている!!」

 何を馬鹿なこと言っている、と一笑されそうですが…
 股関節症患者でなければ、わからない深い意味がある、言葉ですね。。

 順調な回復に皆、喜びました。

 後、もう一方。
 昨年、よき股関節友の「ラベンダーさん」が、きららにいらしてくれて、
 とても股関節患者にとってよい内容の体操だ、と彼女のブログで紹介してくれた
 ことから、ラベンダーさんのブログを見て、きららへ行ってみようと思われた、、と
 いう方がお仲間になってくれました。


 まだまだ、病名を言われてから、一年で、痛みも筋肉痛の少し強い程度の感じ
 のようでし。ご友人(健常)と七福神めぐりをされて、途中で止めたい、歩けないとは言えなかった、
 から実にその日に25000歩も歩いてその日は寝られなかった、
 と、皆、目がまん丸!!

 25000歩なんて、普通の人だって痛くなります。
 それだけまだ、動ける歩ける。ということで、大事に悪化させないように!
 と、皆がとても心配しました。


 そんなこともあり、その後のランチ会では、私の周りにいた席の方数人だけですが
 自分が股関節症を悪化させたのは、
 何故? どうして? という思い出?原因探しに話が弾みました。


 ある人は、内臓の手術をしてからだの中心のインナーマッスル、コアーを鍛えては
 いけないと、思ったこと、運動不足はよくないとだんな様が(正式な名まえは分かりませんが
 左右に足を開いて内転筋を鍛えるという機械)をわざわざ購入してくれたので、がんばった
 ら…足が股関節痛が…そして、よいところがあると言われれば九州の治療院まで何度も
 泊まりで行き、よい先生がいるといわれれば…あっちこっちへ行ったけれど…
 どんどん坂道を転げ落ちるように…悪化して、2時間置きに痛みで目が覚めて、家の中でも
 歩くのに痛みで泣いた。。と。

 昨年、両足手術してこうして元気にきららへも来れるようになった。中断していた仕事も
 来月から始めることになった。。と。


 ある人は、足の開きがやっぱり悪くなったら(90度開かないと、やばいでしょ、、)
 と長座(お尻を床に着いて足を左右に開いて、右左、真ん中と、股関節がギューー、
 ピーーーんと痛みがでたが柔軟を重視して余計に傷めたと。。汗汗。

 彦坂記、、90度開脚できなくても、大丈夫ですから…


 ある人は、とても有名なテレビにも出演した整形外科医の病院を受診して、手術を
 ひと月後に控えて、筋トレをしてくださいと、理学療法士に言われ、足首に重りを
 つけて、足上げ(床に寝て行う)のノルマを毎日真面目にこなしたら…
 痛みがひどくなった。。
 で、結局、手術をやめて、私に連絡があった。。
 まだ、手術はなされていない。でも、仕事を続けたいから手術を考えている。
 でも、保存療法(保土ヶ谷整形のリハビリをしている)も続行中。

 

 手術(人工術)を経験された方が、皆言った。

 「いっぱい悩んだほうがいい」
 「最後は、自分が決断しないといけないから」
 「リスク、何が起こるかわからい、自分だけは(リスク)大丈夫!
 みんな、手術に成功しているから大丈夫!…はない。手術に100%はないから…」と。
 何が起きても…受け入れる?の覚悟をしながら、手術の前日まで…
 大丈夫?大丈夫! と揺れた、と辛い心情を話してくれました。


 皆、悩み苦しみ辛い思いを乗り越えて、(手術したから、これですべて何もしなくて
 OKではなく、死ぬまで病気と仲良くして、そのためには、リハビリをして経過観察も怠らず
 きちんと、自分で自分の管理をしケアーをして、人生を歩んでいくという信念と覚悟
 を強く心にもっている)これからも楽しく進んでいこう、そのためにも、きららでお仲間を得て、
 不安をなくし、仲間とともにがんばるぞーーーと… 決意してくれている、ことが 
 よくわかりました。

 痛みのきっかけや徐々に違和感があっても、また、何ともなくなり、
 また、ちくちくとしてもまたまた、大丈夫になり、そしてよくなったり、悪くなったり、
 良くなったり、悪くなったり…を何度か繰り返し、
 とうとう、慢性痛になると、…………

 慢性痛にならなければ、改善の余地は、大いにある、そして、痛みは、永遠と
 続きはしないとラベンダーさんもご自分の体で教えてくれています。し。
 私は私で、自分の体を実験材料にして股関節唇切除から9年目を迎えています。

 500歩も痛みのために歩けなくなった方たちは、皆、直ぐに、
 つらかった時の記憶が戻ります。
 私もその一人ですが…

 なんでもない、ことが、なんでもなくなり、動けていたことができなくなり、更に、焦って、
 筋力不足と思い込んで、、炎症がある筋肉に追い討ちをかけ、さらに炎症が強くなり、
 身体の左右のバランス、上下のバランスを崩して、歩行も普通にできなくなる。

 をみな経験しているからこそ、出てくる言葉は、重く強いです。。

 今、痛みがない方は、痛みがでなければその運動はしても大丈夫です。
 が、ほどほどに。

 その運動で、痛みが出た方は、その運動は、今はNGです。
 炎症が治まったら(まずは、二週間やらない)まだ痛ければ、あせらない、
 墓穴を掘ってしまう事態になるので)…様子をみいみい行いましょう。

 動く前の準備運動、動いてから終わりの整理運動ストレッチを念入り(5分前後)にして下さい。
 そして、特に、温め入浴、ほぐしは必ず5分でいいから、ちょいちょい何度も
 ほぐしましょう!!


 悪化させないことが、股関節患者にとって、大事です!!!
 体の動きは、痛みがなくなれば少しは改善します。
 骨頭が変形しても長いスパンで修復します。これは、何人も症例があります。
 ただ、痛みが我慢できなくて、そのまえに手術をなされる方がほとんどですが…


 だけどだけど、、、、一度なくなってしまった「軟骨は」絶対に元には戻りません。
 今、軟骨再生を大学病院などで研究中のようですが…
 実現までには、まだ時間が…

 普通は、6㍉ある、といわれる軟骨が、全くなくなっても痛みが全くない方もいます。
 一般的整形外科では、末期は手術しかない、と言われていますが…

 私の軟骨は、いま 2㍉。
 この2㍉を大切に、しっかりケアーをしています。

 みなさん、手術をした方もしていない方も、
        『変形性股関節症に負けないでね!』


 

コメント (2)
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