変形性股関節症に負けない『心と身体』を目指して -運動指導士 彦坂惠子-

踊りが命と舞台と指導に明け暮れていた私が突然変形性股関節症と言われ、手術をし引退したが現在運動指導士として活躍中

空海のことばを味わう

2020-09-20 11:47:18 | 心のこと

昨日は、だいぶ涼しくなったので…
これでもかーというくらい、ぐっすり寝られました。
本格的な秋へ突入ですね。

季節の中で、10月生まれということもあり、秋が好きです。
でも、この頃は、丁度よい気候の秋が短くなった感があり、
すぐに初冬を感じてしまいます。

長袖の薄物も活躍しなくなりました。残念…


お彼岸中なので、私の愛読誌 「高野山教報」→が 「月刊 高野山」と
リニューアルしたので、そちらからご紹介します。



 〈空海のことばを味わう〉  
 〜ときには心の声に耳を傾けてみなさい〜
                保坂 隆(聖路加国際大学臨床教授)


大きな病気をすると、「規則正しい生活や養生をしよう」と思う人が
ほとんどです。
もちろん、それが快復への近道であるのは間違いないでしよう。

しかし、ルール通りにはいかないのが人間の心で、わがままな行動に
走りたくなることがよくあります。
たとえば、毎日決まったリハビリがあるのに「どうしてもやりたくない!」
と思う日があったり、禁じられているものが食べたくなったり、逆に
食事に手をつけないなど、決められたルールを破ることもあるかもしれません。

つらい治療が続くと、誰でも精神的に落ち込み、ネガティブな感情に
支配されてしまうときがあるのです。

でも、そんなときに悲しみや怒りを無理に抑え込んでも、決して良い結果を
招きません。
人間は機械ではないのですから、自分が発している「内からの声」に
耳を傾けるのも大切です。

「どうしてもやりたくない」という衝動があったとすれば、
それは心のメッセージかもしれません。
健康に大きな影響のあることでない限りは、少し何かを休んだり
やめたりするのも自然の流れです。

あまりにも厳しいルールで自分を縛り過ぎると、息が詰まってしまいます。
ときには「今日は、一息ついて休もうかな」と気持ちを切り替えて、
心のままに動いてみるのもいいのではないでしよぅか。

空海は「五大にみな響きあり」(声字実相義)と語っています。
この世の森羅万象には、みな心理を語る響きがある。
それは大自然が伝える言葉であり、仏が伝える言葉である・・・
といった意味でしょうか。

つらい時や苦しい時、私たちの心はひどく閉ざされた状態で、
人の声も、自然の音も聞けません。
こんな状態では、仏の言葉も届かないでしょう。

そこで、自分の心の声にじっと耳を傾けてみませんか。
そして、素直に応えてみてください。
すると、少しずつ閉ざされた心が開いていくでしょう。

厳しく自分を律して生きるのも素晴らしいのですが、心の声に耳を
傾けるのも、人生には必要なことだと思います。




心静かに自分を見つめて、この連休を過ごします。
 ご自愛くださいね💛



        『変形性股関節症に負けないでね!』

コメント
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