変形性股関節症に負けない『心と身体』を目指して -運動指導士 彦坂惠子-

踊りが命と舞台と指導に明け暮れていた私が突然変形性股関節症と言われ、手術をし引退したが現在運動指導士として活躍中

いのり ~思いどおりにならない~

2012-03-06 13:27:47 | 心のこと

 昨日は、大雨で気温3度という荒天でした!
 そんな日の‘きらら体操教室'は、やはり…
 …健脚でお元気な(痛みの少ない)方たちに限られます!

 致し方の無いことですが、やはり一瞬ですが…寂しい気持ちになりました。
 いつも、すべって「転んだらどうしよう?!」という不安が潜在意識(深層心理)の中に
 あるからですね…
 
 転んだら、大変ですから…当たり前ですが、「負けたくない!!」ってまた…思いました…!

 今日は、やっと叔母がデイへお風呂(入浴)を目的で行ってくれました。
 やれやれ。。。
 でも、14時(本調子で無いので長時間は無理なため…早く迎えに行く)
 に送ってもらえないので…今日は、一人で14時にお迎えにこれから行きます。


 人生は、思いどおりにならないことばかり…ですが、そんなことを考えていた時に、
 届いた私の愛読誌「高野山教報」を読んで、少し心が落ち着きましたので、皆さんにも
 ご紹介します。



             『いのり』    
                    高野山真言宗管長・総本山金剛峰寺座主  松長有慶

一、思いどおりにならない (その1)
  戦後、日本人の平均寿命は飛躍的に延びました。私たちの子どもの頃に、
  「村の私の船頭さんは 今年60のお爺さん 年はとってもお船をこぐ時は 
  元気いっぱい櫓がしなる」という歌がありました。

  その時分、六十歳はまぎれもなくおじいさんでした。
  いま60歳の方はまだまだ壮年で、隠居する年ではありません。
  平均寿命が延びたおかげで元気な老人が目につくようですが、一方、体のどこかが不調で、
  寝たきりになり、あるいは家族と離れて独居し、不自由な生活を余儀なくされておられる方
  も少なくありません。

  私は若い時に父を亡くしましたが、母は93歳まで長生きしました。
  母は健康でよく働き、あまり人に迷惑をかけるような人ではなかったのですが、90を過ぎて
  やはり、体のあちこちに故障が出て、よく愚痴をこぼして、体が思うようにならないと
  「早く死にたい」と口に出して、家族を戸惑わせていました。

  最初にこの言葉を聞いたときには、驚き慌てましたが、何度もきいているうちに、ハッと
  気が付きました。死にたいとうわごとのように言っている言葉は、本当に死にたいと思って
  いるのではなく、早く元のような体に戻りたいという、母の必死な祈りではなかろうかという
  ことです。

  病気になって寝たきりになり、万事が思うに任せぬ体になって、お医者さんも当てにならぬ、
  家族だってどうしようもないということが、本人に十分わかっているからこそ、このような
  言葉が繰り返されるのです。

  私たちは生きているうちに、思いどおりにならないことが次々と襲い掛かってきます。
  歯をくいしばって何とかその苦難を打開し、先に進みたいと思っていても、どうしようもない
  事態が度々起こります。
  もちろん現状で考えられる限りの手を打つことは当然のことです。
  
  「人事を尽くして天命を待つ」ということわざが日本にあります。
  あらゆる努力を傾注して、なおその上で襲ってきた苦難の首尾よい打開を期待するとすれば、
  神仏に頼らざるを得ないでしょう。

  いやいや私は神や仏を頼りにはしていない。あくまで自分の力を信じているから、と仰る方も
  おられましょう。とはいえ、人間はそれほど強いものではありません。
  神とか仏という具体的な存在ではなくとも、何かにすがり、祈るのは、もともと弱い人間に
  とって当然の行為といえます。

  仏教のみならず神道でも、キリスト教、イスラム教でも、あらゆる宗教において「祈る」という
  行為はいずれも基本となります。
  神も仏も信じていない人でも、日常生活の中で、何気なく「いのる」という言葉はよく使います。
  手紙の終りにご多幸を祈りますとか、お弔いの時に、ご冥福を祈ります、という言葉はごく
  一般的に使われています。



  書いていたら、少し心も晴れてきました。外も小雨がやみ…これから、温度も上がって
    4月の気温になるそうです。
    朝から、くしゃみが20回くらい出ました。花粉症の薬を2日間飲み忘れました。
    暖かくなると花粉も飛んで……やっぱり、思いどおりには、いかないことばかりです。
    頑張ります!


                『変形性股関節症に負けないでね!』


  

 

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続 明日への階段 4

2012-03-03 14:58:56 | Weblog

  叔母の体調が思わしくなく…
 2月はデイサービスへほとんど行かれませんでした。
 となると、負担は私に来るわけで…自ずとストレスもたまり、なんとなく、なんとなく、毎日
 頭痛がする。困ったもんです!

 叔母のリウマチが悪さをするようで、特にやっぱり低気圧が発達した時。これから、3月は
 ますます要注意のようで、交感神経が…問題のようです。
 叔母は、右手が可動域がほとんどなく、そのぶん頑張っていた左手が今度は(昨日から)
 痛くなってしまったようで、箸を運ぶ手が痛い、お茶わんの手が痛い!

 (叔母の左右の手は変形して外側に開いていて、節々も変形して、とてもかわいそうな手と指です)

 トイレでふくのが、洋服を上げるのが…と何をやるのも大変で、
 「痛い、痛い、しんどい、しんどい」ばかりで、…………………………助けようが無い。

 アーーーーーーー、聞いているほうも……………………………………ほんと辛い。です。

 家の中の空気がどよどよどよーーーんんん‥‥‥‥とします。
 仕方が無いですが‥‥‥‥、受けてしまいますね。

 だから、そういう私も、頭が、歯が(銀が取れた)、目が(花粉がドライアイが)、腰が、股関節が…
 なんて言ったら、きりがない…のですが、 トホホホほトホホ…ですね。


 暖かくなったら、(叔母を連れて、一苦労ですが、)病院で検査して新しいリウマチの薬に
 変えようと思っています。リウマチは難しい病気ですね。


 今日は、みかんさんの『続 明日への階段』を続けます。
 退院されてご自宅へ戻られたところからです。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

              『続 明日への階段』           みかん


 自宅リハビリでは、資料によるベッド上での筋肉を鍛える運動と、外での杖歩行を30分。
 両方が人工股関節となったので、脱臼予防の所作も異なる。二週間ぐらい、あっちに掴まり
 こっちに掴まりぎこちないペンギン歩きをしていたが、除々に動きもよくなる。

 深圧マッサージの再開はまだ考えていなかったが、友人から(彦坂記:私のこと、松本先生に
 施術してもらう枠を)チャンスを恵まれ、術後1ヶ月で施術を受ける。
 電車に乗るのも久しぶりで、杖は使うが、もう朝のウォーキングでは杖に頼らないで歩けるように
 なっていた。
 メジャーで計ると、太股の大きさは左右同じだという。ということは、左右平均に体重を掛けられて
 いるということだ。術後は筋肉が硬くなりやすいという。施術を受けながら、コリはあるものの
 もう筋肉は病気の状態ではないと確信した。

 翌月、再び友人(彦坂記:きららの私の相棒のことで、再び松本先生の施術枠)の好意で
 施術時間を得る。ラッキーだ。マッサージの感触は善い。
 「立ち上がりがすんなりといかず、これが滑らかになるといいなあと思うのですが」
 「滑らかになるようにしていきましょう」
 これが一つの目標になった。丹念にほぐした後、
 「ちょっと、走ってみてください」と先生。

 まさかのまさか、走れるなんて信じられなかったが、フロアを小走り出来たのは感動ものだった。
 (彦坂記:みかんさんから、この日報告メールが入り…とても興奮してものすごく喜ばれていた。
  私も物凄く嬉しかった!)
 立った姿勢で左手を棚に掴まり、足を軸にして、今回の右術足を踵から前に出して体重を乗せていく
 練習。(彦坂記:松本先生の奨励している、患側荷重法のこと。DVDと本[股関節痛は怖くない!]
 で紹介されています)
 家でも踏み込みを繰り返していると、太股に力が入るようになった。
 つまずかないよう不安無く歩くためにも、膝が上がらなければ。

 自宅リハビリになって3ヶ月。
 1月末の検診では「問題無し」、ついでにリハビリ室へ寄り、理学療法士に歩き方のチェックを
 してもらう。大きな〇印だった。



またまた、続きます。こうして、みかんさんは、‘きらら'の忘年会も新年会も参加され、
   笑顔で楽しまれていました!!
   私もお元気なみかんさんを見るにつけ、とっても、嬉しいです!!
   来週5日は、‘きらら体操教室'です。
   皆さんの笑顔とパワーで私も元気になりたいです!!


                『変形性股関節症に負けないでね!』
 
 

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