変形性股関節症に負けない『心と身体』を目指して -運動指導士 彦坂惠子-

踊りが命と舞台と指導に明け暮れていた私が突然変形性股関節症と言われ、手術をし引退したが現在運動指導士として活躍中

観音さまの慈悲の心

2015-09-02 14:42:06 | 心のこと

 雨は、止みました。風が強くて湿度も高く…
 洗濯物が外に出せません。


 明日は、きらら体操教室があります。
 きららの皆様、ご心配おかけしております。
 体調、整えました。元気出ました! 大丈夫です!!
 明日は、希望者のみ レッスンの前の
 10時にテニスボールほぐし、鉛筆を使った 3軸の確認、致します。
 テニスボール2個 鉛筆2本 お持ちください。



 今年は、高野山開創1200年 の年です。
 今日は、私の愛読紙 「高野山教報」から、ご紹介します。


           『観音さまの慈悲の心』
                      吉武 隆善(高野山本山布教師)

 菩薩の用心は、皆慈悲をもって本とし、利他をもって先とす。
 これは、お大師さまが書かれた「秘蔵宝鑰」に出てくるお言葉です。

 菩薩の行と願いは、「世の中を救うために慈悲の心で他人に利益を施すことに
 尽きる」ということです。
 菩薩、特に観音菩薩は慈悲の仏さまとして皆に慕われています。

 数年前、冬至小学校4年生の息子が、本堂で仏さまをいろいろと観察していた時、
 こんなことを言ってまいりました。
 
 「あの剣を持って後ろに火がついている仏さまは、不動明王さまやろ。
 頭がつるつるしたのは、お地蔵さまやね。そしたら、こっちの優しい顔した
 男か女かわからんような仏さまはなに」
 そこで私が、「それは観音さまよ」と答えると、
 
 「観音さまってどんな字を書くの」と聞くので、
 「観は観覧車の観、観るっていう意味があるのよ。のんは音っていう字を書くの」
 と答えました。

 息子はさらに、
 「へえ、音という字はのんって読むの。それで観音さまはどんな仏さまなの」
 と聞くので、
 「観音さまっていうのは、この世の中のどんなところもご覧になれて、
 どんな音もお聞きになることができるの。そしてどこへでもお姿を現すことが
 できるのよ。だから、どこかで苦しんだり悲しんだりしている人がいたら、
 自由にその人の所に飛んで行って救ってくださる慈悲の仏さまよ」
 と申しますと、

 「慈悲ってなに。ひいじいさんの反対や」と言うので、
 「違う違う、慈悲って言うのはね、いつくしみ哀れむ心よ」と言うと、
 「慈しみって何。哀れむって何」と、言ってきました。
 そこで、私は

 「他の人の苦しみや悲しみを自分のことのように悲しむ深くあたたかい心よ」
 と言うと、
 「なにそれ、どんな心」と言ってきました。
 何にでも興味を持って次々に聞いてきます。

 そこで私が、
 「たとえば、あなたが病気になったら、おかあちゃまはとても心配やし、
 早く治ってほしいと思うわ。学校から帰ってきて元気がなかったら、どうしたのかなあ、
 とすごく心配するよ。そんなこころのことかなあ」と言いますと、

 「ふーん。そうなん」と、納得したのかしないのか、そのままその会話は
 終わってしまいました。
 それから、私の心の中で、慈悲とはいったい何だろう。
 人の苦しみや悲しみを自分のことのように悩み悲しむ深い心とはどんなものだろう。
 子どもには子どものことを心配する母の心と伝えたのだ、それでよかったのか。

 ましてや観音さまの慈悲の心は、もっともっと大きいものです。
 観音さまには三十三身のお姿があるとされ、それが三十三観音霊場の札所の起こり
 ともなっています。
 いろいろなお姿がありますが、中でも、准柢観音は、七億仏の母で、仏母観音とも
 いわれています。

 また、慈母観音はみるだけでも心が救われるような気がいたします。
 慈母、仏母、共に母という文字が使われます。
 慈悲の心とは、母のような慈しみの愛情なのでしょうか。

 たとえば、自分の子どもが事故にあったという知らせを受けたとします。
 何を着て病院に行こうかとか、お化粧を直そうとか考えますか。
 考えませんよね。着の身着のまま、髪も振り乱してどの道を通っていったか
 わからない状態で、病院に駆けつけます。
 地震があったとします。まず自分よりも子どもを助けようとします。
 
 こういった母親が子どもを無条件に苦しみから救ってあげようとする心、
 これが慈悲の心なのです。
 菩薩の用心は、皆慈悲を持って本とし、利他を持って先とす。

 菩薩の行と願いは、世の中を救うために慈悲の心で他人に利益を施すことに
 尽きます。

 母親が無条件で子どもを救おうとする慈悲の心を元にして、それを他の衆生にも
 向けて、助けてあげること、それこそが、お大師さまの願いであり、われわれ
 衆生の本来の姿でもあるのです。
 どうぞ、心奥に入ってしまった慈悲の心を呼び起こし、他人に利益を施しましょう。





 すこしでも、みんなが、、
   私が私が…という我 を捨てて、他の方のために誰かのために、
   お役に立てる 心 が 芽生えたら…
   世の中、住みやすくなるはずですよね~。。
   人様のお役に立てる、私 になれるように、精進したい! と思います。





            『変形性股関節症に負けないでね!』



 

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レントゲンの解説 と 日頃のケア

2015-09-01 14:05:00 | 私の身体

 台風接近と通過の後…
 秋雨前線が居座って…毎日 曇天とシトシト雨…

 天候不順が、私の体調不良になりました!
 足ではなくて、体の不調。私、自律神経が過敏? なのかも?しれない?


 長らく、ブログを更新できませんでした。
 すみませんでしたm(_ _)m


 昨日、保土ヶ谷整形のリハビリへの行き帰りの自家用車の中で、
 (ラジオをかけて聞いていますが…)
 今年の夏の思い出は?→という お題での回答で、
 年に一度の夏の家族旅行で、楽しみに沖縄一週間 を企画して 出かけたのに…
 台風のために、一週間 ホテルに缶詰めに… 悲しい夏の思い出… と、
 次回は、台風シーズンは止めて…と メールで回答されていました。

 そうなんだよねー、、
 最近の台風は、何月に来るか? よくわからないありさまだから?
 早期の予約は、当たり外れが ありますよねーー。


 なんて、前置きは、終わり。

 昨日のリハビリで 私のPT篠崎先生の言葉を皆さんに紹介します。
 私の温泉病院 矢野先生の所見のお言葉は、ブログでも書きました。

 で、温泉病院から帰って 翌々日の8/17日月曜日にリハビリ通院をして
 その時に、篠崎先生に矢野先生の所見の説明をしましたが…
 私の説明が、漠然としすぎてまったく意味が通じず…
 篠崎先生のリハビリ施術に生かしてもらうために(温泉病院でのレントゲンとCT)を
 DVDに焼いてもらい 郵送してもらいました。
 それを持参して篠崎先生に一週間預けて、私の身体 股関節 腰 首など
 昨日細かく解説と今後のケア 諸注意 を指摘して貰えました。


 矢野先生から受けたお話+アルファーなので、さらに 今の私の股関節含めの
 身体の状態がよくわかりました。

 彼の解析は、
 股関節よりも腰の方が気にかかる…と。。
 腰の骨のふし(誤解を受けるとよくないので うまく説明できないから書けない
 のですが…) 腰の骨のはがれ? のようなもの?? が、年相応、、、
 で、対策は そり腰や急激な腰をそらすような動きは 避ける。。
 腰を後傾にして、、と。(私の場合ですから、皆さんに当てはまりませんので)

 CTで、より鮮明にわかった 骨のう胞(骨頭のアナ)は、
 けっこうの大きさ、だそうでした。術足の左足。右足は小さい穴があるものの
 なんともなし、と。

 骨のう胞は、よほどのことがない限り(転倒による骨折、事故による横からの
 打撲などなど)があったら、骨頭が アナの所が 陥没して 陥没骨折に
 なるようですが…
 通常の動き方では、ない、とのことです。

 なかなか、ふさがりませんが…
 5年前の富士温泉病院で 骨のう胞が発覚してから 5年経っても ふさがらず、
 ですが、気にしない しました。
 彼の説明では、カルシウムを体内に取り入れて 骨頭がうまく吸収しなければ 
 骨のう胞には 届かない…そうで、(ただの歩行だけでは 無理と 自分の
 5年間で 証明?)
 予断ですが、、、私の骨密度は、若い20代の平均値の150%です。が、
 矢野先生は、骨密度の数値だけでは 表せない股関節患者の 骨の状態?
 なんですよー、、とも仰られた。

 ですから、骨頭に届くように もちろん カルシウム摂取は 当たり前で
 運動を教わったわけです!!


 股関節の隙間は、あれだけあれば(1ミリ 2ミリなのに…
 けっこう動ける。。はず。。って。(私的には えーーーって感じですが)

 私は、屋根(骨盤側の臼蓋)が、伸びるタイプだそうで、
 (形成不全の人から うらやましがられるタイプですが、、私は、そもそも
 関節唇切除 したくらいですから、屋根はありなんです。

 隙間が狭いだけなので、でも、隙間が狭いということは、、
 股関節の運動範囲に制限を受けるということです。。
 屋根が浅い人は、股関節の動きが 私よりは 動かしやすいでしょうが、、
 その分、骨頭の安定がなく(痛みが強く出れば 痛みを逃すために さらに
 外側外側へと体重の荷重を逃すので、筋肉の外側が 傷みますよね。

 タイプによって 個人差がある、ということでしょうか。。
 

 だから、身体の使い方 3軸 (ウナ)が大事になる のですが…
 それで今 きらら体操教室の新規の方々に お教室前に 伝授しております。

 きらら講習会(10 月25日 日曜日)でも お伝えします。
 ぜひ、普段のきららへの ご参加ご無理の方々 ご考察ください!! 

  「きらら講習会」の記事 
  http://blog.goo.ne.jp/admin/editentry?eid=819c436b97ebc74f5abb46d6b41ae0ca&p=1&disp=10



  私の 今の荷重位置(立った時の 動いたときの)臼蓋と骨頭の面を変化させて…
 (骨頭は軟骨に守られて 自由に 本来は 骨盤の下で動くわけですから…
 その動きをスムーズに動かすために 重力を受けずに ベッドで寝て あるいは、
 プールで荷重を少なくして 股関節周りを動かすことが とても大切!
 変股症の特質である 股関節を固める ということを 阻止することが
 とても重大です。
 が、私の場合、股関節を安定させるために 骨棘で 関節唇をさらに 伸ばして
 股関節の制限をしようと、私の肉体は 自然治癒 を 今現在も 一生懸命
 している!! タイプのようでした。


 これからのケアとして 荷重の位置を変えてることの 運動を指導してもらい
 さっき しました。(その重要性はというと、いつも動きやすい 動かしやすい
 ような動き方をしてしまう、という事実がある、からです。

 矢野先生は、生活習慣病(いつも荷物やバッグは こちら側で持つ とか
 こちらの脚から 一歩出すとか そういうことも含め…)
 色々な動きが できるように 自分で注意しないと 自分の身体ですからね。

 ただし、やり過ぎは 禁物なので…
 ちょびっとだけ…
 怠けるくらいで、ちょうどいい 股関節患者のようです。私の場合。

 全身をくまなく 年相応に? 動かすことが これからの61才の私の
 目標です。全身くまなくの運動が大事!
 ここだけは、すべての変股症患者さんに 共通しますね。
 
 だんだん 老化してくる肉体に 涙出ますが…
 私だけ 1人で年を重ねているわけではないのですから…
 我慢できます(笑い)


 というわけで、股関節患者の生活習慣(体の動かし方 使い方に関しての)を
 見直してみましょう!!

 まずは、自分で自分を客観視です。
 観察、とても大切です。


 自分の身体は 自分で守る!




           『変形性股関節症に負けないでね!』
 
  

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