変形性股関節症に負けない『心と身体』を目指して -運動指導士 彦坂惠子-

踊りが命と舞台と指導に明け暮れていた私が突然変形性股関節症と言われ、手術をし引退したが現在運動指導士として活躍中

曼珠沙華に聞く

2015-09-21 15:12:36 | 心のこと

 穏やかなお彼岸期間中です。
 今日は、上弦の月も見られるようです。


    巾着田に咲く曼珠沙華



 これだけ群生していると…すごいですねー。。。(無料の所から掲載しました)


 今日は、渋滞40キロ50キロ 乗車率170%…も関係なし…の私。。


 私の愛読紙「高野山教報」からご紹介します。


       『曼珠沙華に聞く 彼岸のこころ』
                     高野山真言宗布教研究所 副所長   
                         星島 光雅


 「暑さ寒さも彼岸まで」という日本人なら一度は耳にしたことのある諺は、
 誠に妙を得ています。
 この夏の暑さは全国的に記録づくめで、暑さの和らぐこの季節を待ち望んで
 いた方々も多いのではないでしょうか。

 さて、この彼岸という行事、最近の日本人は仏教行事であることや、日本で生まれた
 仏教伝統行事であることを知らない方が多いのも事実です。

 彼岸は今から約1400年前、仏教に篤く帰依されていた聖徳太子さまによって
 作られた行事といわれ、聖徳太子さまは、仏教の基本である和の精神を日本人の
 心に植えつけるため四季(春夏秋冬)という日本独特の風土の中から、
 春の彼岸、秋の彼岸をお作りになったと言われています。

 春の彼岸は厳しかった冬からようやく春の陽光が感じられる3月21日を中心に
 前後一週間、動植物のいのちの躍動を感じ自然の営みに感謝をし、自らのいのち
 の繋がりである先祖の菩提を祈り、秋の彼岸は暑かった夏が漸く過ぎ、凌ぎやすい
 涼風が吹く9月23日を中心に前後一週間、植物が実りの秋を迎え、収穫の時期と
 なり感謝を捧げ、そして今は亡き先祖への菩提を祈るというこの営みが、今日の
 日本人の心をつくってきたといえると思います。

 しかしながら、戦後70年の節目を迎えた今日、先祖、父母、家族への恩を
 忘れ、また自然に対する感謝・畏敬の念を感じない人達が増えてきていることも
 事実です。

 お大師さまのお言葉に
 「蓮(はちす)を観じて 自浄を知り 菓(このみ)を見て 心徳を覚る」

 とありますが、花の生命にも自身の中に仏の生命と仏の心を 内蔵している
 ということであり、人もまた自浄作用を持ち、仏道精進の道をいかなければ
 なりません。

 お彼岸は、仏心回復のための「心の仏道週間」です。
 先祖の菩提を祈り、自然の営みに感謝をし、自己をみつめたいものです。




 

 行楽日和です。皆さんそれぞれ各地へお出かけのことと思います。
   くれぐれも事故のないように、また、ご自身の今の身体の能力以上の
   身体の酷使は、なさいませんように……と
   余計なお世話かもしれませんが…
   ご自愛くださいませ!!




           『変形性股関節症に負けないでね!』
 


 


 

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