連覇を狙う張栩碁聖に、横田茂昭九段が挑戦する碁聖戦5番勝負の第1局は7月2日(月)、仙台市青葉区で打たれ、白番の張碁聖が1目半勝ちした。
序盤は白が足早に打ち回したが、中盤以降に黒が盛り返し、両者は激しいせめぎ合いを展開。勝負は最終盤までもつれ込んだ末、決着した。第2局は19日、熊本市のホテル日航熊本で行われる。
<張栩碁聖の話>
最初はむずかしかったと思いますが、途中から悪くて・・・。最後も悪かったが、コウで逆転できた。
<横田九段の話>
サガるコウダテをみていなかった。コウは勝てると思っていたが・・・。
<立会・安倍九段の話>
この碁は、両者の持ち味が存分に発揮されているでしょう。横田九段も決して張碁聖に遅れをとっていません。
(河北新報HP、週刊碁より抜粋)
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張栩碁聖は本対局前まで16連勝と絶好調、本局は最後まで苦戦が続きましたが土壇場のウッチャリで逆転勝ちのようでした。
勢いがあるということは相手のミスも誘うということでしょうか。
挑戦者の横田九段、遅咲きの初陣は勝利目前での勇み足。第2局以降の熱闘を期待しましょう。
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今回の対局地は宮城県仙台市の「仙台国際ホテル」。仙台は東北地方の中心都市で、「杜の都」としても知られています。
仙台というと「青葉城恋歌」を思い起こします。歌詞が流麗で日本歌曲の原点のような印象です。
「♪広瀬川~ ♪流れる岸辺~ ♪想い出は帰らず~・・・」