今週の「週刊碁」トップページは「第4回中野杯U20選手権・決勝」でした。
決勝戦は「井山裕太七段 対 黄翊祖七段」の対戦、結果は井山七段が白番中押しで三連覇となりました。
井山七段が力で黄七段をねじ伏せた一局のようでした。
現在、日本の10代の棋士ではこの二人が両雄といったところで、その次となると??です。韓国、中国の若手に比べると層の薄さは否めないようです。
◆第4回中野杯U20選手権:ベスト8
・優勝:井山裕太 七段
・準優勝:黄 翊祖 七段
・3位:李 沂修 三段
・4位:志田達哉 初段
・5位:村川大介 四段
・6位:高嶋 武 初段
・7位:富士田明彦 初段
・8位:堀本満成 初段
本棋戦は公式戦ではないようですが、若手に対局の機会を増やそうと故中野孝次氏(作家)の肝いりで創設されました。
◇ ◇
故中野孝次氏の著書で『清貧の思想』というのがありました。私は読んでいませんが、バブル崩壊後の地道な生活信条を描いた作品のようでした。
人間、便利な生活に慣れてしまうとなかなか逆行は難しいのでしょうが、折に触れ「何が大切か」問いかけることが必要だと思います。