【新刊のご案内】
碁界黄金の十九世紀 江戸後期から明治-日本の碁を頂点に導いた名手たち。
現代までに名手として伝わる名は、十九世紀に集中している。大仙知、元丈、知得、丈和、幻庵、秀和、秀策、秀甫、秀栄。日本碁界がもっとも華やかだった、江戸後期から明治期の名手たちの棋譜がいま燦然と蘇る。
(日本棋院HPより抜粋)
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先日、「碁界黄金の十九世紀」という棋書を購入しました。
発売の時から買おうか迷っていました。それは買っても読まない(並べない)のではないかという気持からです。
一年半ほど前、「怒涛の譜 加藤正夫精局集」を購入しましたが、全200局のうち並べたのは9局のみと情けない状態です。
この種の本はただ眺めているだけでは理解できません。
かなりの高段者であれば棋譜を眺めて、名手の意図などが理解できるかもしれませんが、大半の囲碁ファンは棋譜を並べてやっと名手たちの打ち回しの一端が見えるという程度ではないでしょうか。
いままでたくさんの囲碁書籍を購入してきましたが、消化したのは半分以下でしょうか。
投資効率も著しく低く、効果が上がっていません。
それでも棋書を買っている間は「まだ向上心が維持されているんだ」と、ひとりで納得している状況です。