※加藤正夫精局集「怒涛の譜」より譜の内容、コメントを順次記載していきます。
■第23期本因坊戦三次予選決勝/S42(1967)/09/07
☆四段、20歳でのリーグ入りを成しとげた記録的一局である。その後、リーグ入り最年少記録は依田紀基(18歳、第10期名人戦)に破られたが、四段は今でも最低段記録だ。
■黒 加藤正夫 四段 : 白 杉内雅男 九段 (4目半コミ出し)
■結果:黒番:加藤、169手完 黒中押し勝ち
■杉内九段は大正9年生まれの現役最長老棋士、杉内寿子八段とオシドリ棋士として有名
■解説
・加藤談:「碁打ちとしてようやく一人前になれたとの感慨がわきました」
■コメント
・攻めを基調にした加藤の打ち回しに、ベテラン杉内も押され気味の一局でした。