11月26日から韓国の釜山市で行われていた、第9回農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦の 第10戦が行われ、韓国・睦鎮碩九段の連勝を中国の常昊九段が3でストップし、第2ラウンドの日程を終えた。
第2ラウンドを終了した時点での各国残り選手は以下の通り。
■日本 高尾紳路九段
■韓国 李昌鎬九段、朴永訓九段
■中国 常昊九段、古力九段
高尾九段が出場する第3ラウンドは2008年2月に開催される予定。
(日本棋院HPより抜粋)
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日本の出場選手5名は羽根直樹九段、河野臨九段、山田規三生九段、依田紀基九段、高尾紳路九段 。
羽根九段と山田九段がそれぞれ1勝したものの、河野九段、依田九段は善戦むなしく0勝で敗退でした。
中国の王檄九段、韓国の睦鎮碩九段の3連勝が光っています。
日本が優勝するためには高尾九段が4連勝しなければなりませんが、長考派の高尾九段としては苦戦しそうです。来年2月の第3ラウンド、せめて1勝でも返してほしいところです。
前々回の第7回大会では最後に依田九段が劇的な3連勝で初優勝をもたらしましたが、前回の第8回大会は羽根九段の2勝のみと残念な結果で終わりました。
ここ十年近く日本勢は韓国・中国に押されていますが、どんな世界も栄枯盛衰はつきものです。
単なるゲームではなく「文化」としてとらえる日本人が、地道に囲碁界を支えていけばきっと世界の中で評価されることと思います。