「月刊・碁ワールド/思い出の名棋士」9月号は木谷實・九段。
本誌では晩年の木谷師の記事で私もその頃の記憶しかなく、木谷一門を隆盛に導いた大棋士という印象です。
戦前、長野県の湯田中・渋温泉郷にある地獄谷温泉で呉清源師と新布石を研究した話は有名ですね。
6年ほど前にこの地にある「新布石発祥之地」記念碑を訪れたことがあります。
木谷師の時代では棋士というより、「碁打ち」という呼び方がピッタリのような気がします。
戦争で多くの棋士が辛酸をなめたことでしょう。
木谷師も戦争がなければ棋士として、もっと輝いた棋士の一人でしょうね。