天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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文芸春秋/囲碁将棋トップ対談

2013-10-22 21:20:54 | プロ棋士

文芸春秋/11月号に囲碁の井山・棋聖と将棋の渡辺・竜王の対談記事が載っていました。

「若き天才の思考法」
十代から将来を嘱望された二人。いかにして彼らは覇者となり得たか。

渡辺明竜王(29)は20歳でビッグタイトル竜王を手にし、現在9連覇中。7大タイトルのうち。竜王を含めて3冠を手にする将棋界の若き覇者だ。
一方の井山裕太棋聖(24)は次々と記録を塗り替え、現在、7大タイトル中5冠(先日、名人位を奪取し6冠)を保持する「日本囲碁界の至宝」。ともに最年少記録で小学生名人となり「数十年にひとりの天才」と言われてきた。
   (以上、文芸春秋11月号より抜粋)

   ◇   ◇

対談の中で囲碁と将棋で違った部分を拾って見ました。

・囲碁は世界戦があり、将棋は日本国内のみ
井山「日本は中国・韓国に圧倒されている。勉強方法、棋士の認知度が違う」

・インターネットの利用度は将棋の方が高い
渡辺「普段は将棋盤ではなくパソコンの前にいる時間が圧倒的に長い」
井山「碁盤に向かい、石を自分で並べないと頭が働かない」

・師弟関係は囲碁が濃い
渡辺「将棋界では、内弟子という制度はほぼ消滅している」

・高校進学する棋士は
井山「囲碁界ではトップ棋士を目指す場合、高校には行かないのが一般的」
渡辺「羽生さんや谷川さんは高校を卒業しているので、とりあえず進学しようかと」

   ◇   ◇

江戸時代から続く伝統文化の囲碁・将棋ですが、時代とともに変化しているんですね。

棋士の特長としては将棋界の方が個性的なプロが多いような気がします。
渡辺竜王も井山棋聖に比べると、アクが強いイメージがありますね。

Inaho

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