井山裕太天元に秋山次郎九段が挑戦する、第39期天元戦五番勝負の第1局が10月21日に滋賀県長浜市で行われた。結果は白番の井山が中押し勝ちをおさめ、防衛へさい先の良いスタートを切った。井山連勝か、秋山がタイに戻すか、第2局は10月28日(月)に北海道北見市で行われる。
(日本棋院HPより抜粋)
「井山好発進、冷や汗 薄氷の勝利」 「秋山 勝利目前で失速」
(週刊碁、見出しより)
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井山6冠の防衛戦ロード、まずは1勝。中盤まで優勢に進めていたものの、秋山挑戦者の強手で敗勢に、ここから「井山マジック」が出て再逆転。苦境の中でもしぶとさが光る一局でした。
タイトル戦初登場の秋山九段。中盤で誰も見ていなかった返し技で優位になりましたが、あと一歩のところで失着が・・・残念!
「週間碁」の記事で両者の対戦を「まるで牛若丸と弁慶!?」とありました。棋風、外見からしてナルホド・・・
本シリーズの第2局は今日行われ、井山6冠の2連勝となりました。詳細は次週の記事で・・・
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今回の対局地は滋賀県長浜市の「長浜ロイヤルホテル」。
長浜市では「長浜出世まつり(10/5~11/9)」が開催中だそうです。
本局の前夜祭で秋山挑戦者の決意表明「長浜城は豊臣秀吉の出世城と聞きました。私の今の心境にぴったりです(会場拍手)。井山天元の6冠の一角を崩して名を上げたいです」。
タイトル戦初挑戦の意気込みが伝わってくるようですね。