週間碁に連載の「治勲の人生相談/お悩み天国」より。
ある碁会所の月例会で、子供の参加を禁止され悩むお父さんの相談。
治勲さんの回答:
「世代を超えて勝負を楽しむ」は正論。ただ碁会所の席亭さんの立場も理解して欲しい。
適切な指導と才能があれば、子供はあっという間に大人を追い越してしまいます。
碁会所に集まってくるオジサンは、勝負より人と人との交わりが楽しみ。そこに伸び盛りの子供が入ってくると、かなり空気が変わってしまいます。
そこで、子供さんにはインターネット対局を薦めます。
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このような状況、何となく分かります。
子供を指導している立場としては、大人の大会にもまれて強くなって欲しいと思います。
ただオジサンの立場からすると、「あまり対戦したくない」という人がいるのも事実でしょう。
昔はこのように強い子供はほんの一握りで、大人も大目に見ていました。
ところが子供の勢力が拡がってくると・・・
結局、お互いの気持を理解して歩み寄るということでしょうか。
「世代間交流」、囲碁だけでなく「言うは易く行うは難し」というところか・・・。
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