天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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囲碁団体戦/風鈴会

2006-11-14 21:46:42 | アマ棋戦

Wind_1_3_2 一昨日(11/12)は「第23回日中友好囲碁大会/団体戦」が日本棋院で開催され、「風鈴会」チームの一員として参加してきました。
この大会には初めて出たのですが、五百人を超える規模で団体戦としては最大級の大会のようです。

風鈴会は6チームが参加。いずれも上位入賞を果たし、本大会で存在感をアピールすることができました。
私のチーム(5人)は有段者Bクラス(ハンディ戦)で4連勝し、めでたく優勝。私は三段で出場し3勝1敗でした。
ハンディ戦ですので申告段級位によって成績に影響しますが、自身としては妥当な段位と思っています。

   ◇   ◇   ◇

団体戦終了後、近くのレストランで祝勝会。仮装やスピーチなど大いに盛り上がった一夜でした。

風鈴会のメンバーは年齢、棋力、職業、地域などバラエティに富み、ユル~イ連帯感のグループといえそうです。

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RT囲碁部&玉村町囲碁会

2006-11-13 18:30:03 | ルネサス/囲碁部

一昨日(11/11)は「RT囲碁部」と「玉村町囲碁会」の月例会でした。

「RT囲碁部月例会」は参加者6名と、ここ数年では最少の例会でした。
行楽のシーズンでもあり外出する方も多かったようですが、例会の魅力に乏しいのが一番の要因でしょう。
人数が少ない場合、世間話などの会話はより親密になるようですが、やはり賑やかな方が活気がありますね。

   ◇   ◇

「玉村町囲碁会」の方はRT月例会のあと、結果を聞きに寄ったのですが参加者は18名といつもと同じくらいの数でした。
企業の囲碁クラブは退職、福利厚生費カットなどで苦しい状況ですが、公民館など地域の囲碁グループは「団塊世代」の加入など、PR次第で増加の可能性があると思います。

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名人戦第6局/高尾本因坊が名人奪取

2006-11-11 19:56:47 | プロ棋戦

 囲碁名人戦七番勝負の第6局は11月2日から名古屋市で打たれ、白番の挑戦者・高尾紳路本因坊が張栩名人に3目半勝ちし、通算成績4勝2敗で初めて名人位を奪取した。名人と本因坊を併せ持つ名人本因坊は、張名人に続き6人目。張名人は王座、碁聖の二冠に後退した。
<高尾新名人の話>
 
勝てると思っていなかったので、信じられない。幸運でした。
<張名人の話>
 うーん、完敗ですね。形勢判断に甘いところがあった。また頑張ります。

            (朝日新聞より抜粋)

    ◇   ◇   ◇

 高尾本因坊の強さは本物だった。高尾挑戦者が初の名人位を獲得、坂田栄男、林海峰、石田芳夫、趙治勲、張栩に続く史上6人目の名人本因坊となった。
 モニターテレビに映る張栩の様子は、観ている者の胸を打つものがある。負けを自身に納得させる悔しさ悲しさ。二年前に依田紀基から預かった名人位を、今度はライバルといわれる高尾紳路に渡さねばならない。
 ともあれ、史上6人目の名人本因坊の誕生に拍手を贈りたい。高尾紳路は名実共に碁界の第一人者になった。

            (週刊碁より抜粋)

    ◇   ◇   ◇

「重厚戦車/高尾」の「らしさ」がでた本シリーズのようで、高尾4勝のうちの2局が半目勝ちというのも運とか因縁のようなものを感じます。また七番勝負に向いているともいえそうです。

一方の張栩、本因坊に続き名人も高尾に奪われました。高尾独特のペースに乱されたのでしょうか。苦手意識にはならないでしょうが、今後もライバルとして活躍してほしいものです。

    ◇   ◇   ◇

今回の対局地は愛知県名古屋市中区の名古屋東急ホテル。愛知県は県東部の「三河」と県西部の「尾張」に分かれており、言葉や習慣もかなり違いがあります。

三河人はおだやかで愚直。尾張人は進取の気が強く、行動的だと思います
因みに自分は三河人ですが「調和」が大切だと思ってきました。

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天元戦第1局 /河野天元が先勝

2006-11-09 21:12:06 | プロ棋戦

 河野臨天元(25)に山下敬吾棋聖(28)が挑戦している第32期天元戦五番勝負の第1局は11月2日、岐阜県下呂市の水明館で打たれ、黒番の河野が3目半勝ちし、初防衛に向けて好スタートを切った。
 第2局は13日、北海道苫小牧市の「グランドホテルニュー王子」で開かれる。
                 (中日新聞より抜粋)

 挑戦者山下棋聖の天元位奪回なるか、これを返り討ちにして河野天元がタイトル初防衛を果たすか、昨年と同じ顔合わせとなった天元戦が始まった。
 第1局は今年の日本碁界では三本の指に入るであろう大激戦。形勢判断のままならぬまま終盤を迎え、終わったときは黒番河野天元が3目半を余していた。
                 (週間碁より抜粋)

      ◇   ◇   ◇

河野天元の今年ここまでの成績は12勝13敗。タイトル者ということでシードされ強者との対戦が増えたこともあるようですが、やや不安の緒戦でした。「挑戦者の気持ちで戦う」という姿勢が功を奏したのか、河野天元が乱戦を制した第1局でした。

一方の山下棋聖、今年ここまでの成績は40勝19敗とまずまず。初戦はイマイチでしたが
第2局以降、面白い碁を展開してくれると思います。

      ◇   ◇   ◇

今回の対局地は岐阜県下呂市の水明館。囲碁・将棋のタイトル戦では数々の大勝負を繰り広げてきました。
下呂市は平成16年3月、萩原町、小坂町、下呂町、金山町、馬瀬村の5町村が合併してスタートしたそうです。
新生下呂市が合併して豊かな町になることを祈ります。

地方分権といわれて久しいですが、北海道夕張市が財政再建団体になるなど地方の行政は難しい局面を迎えているようです。これといった妙手は見当たらないようですが、行政と市民の距離を近くしていくことが重要だと思います。

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女流本因坊戦/矢代女流本因坊が3勝1敗で防衛

2006-11-06 15:58:12 | プロ棋戦

 矢代久美子女流本因坊の初防衛か、挑戦者祷陽子五段がタイスコアに押し戻すか。第25期女流本因坊戦5番勝負第4局は11月1日、日本棋院で打たれ、矢代女流本因坊が祷のパワーを封じてほぼ完勝。第2局から一気の3連勝でタイトルを防衛した。

<矢代女流本因坊の話>
 今日の碁は自分らしく打てました。今後の目標は女流世界戦でがんばりたい。タイトルを持っている責任がありますから。

<祷陽子五段の話>
今回は思い切って打とう、と心がけていたのですが・・・。わたしの実力不足、悔いの残る内容です。いい勉強になりました。

          (週間碁より抜粋)

       ◇  ◇  ◇  ◇

矢代さんの勢いに祷さんが押し切られた内容のようでした。
今年、矢代さんの本シリーズ前までの成績は4勝11敗と負け越し、不調が伝えられていましたが見事防衛。大勝負に強いタイプっていますよね。
一方の祷さんはイマイチ、波に乗れなかったようです。野球の中日ドラゴンズの感じでしょうか。

       ◇  ◇  ◇  ◇

「新婚さんシリーズ」となった本対戦ですが、結婚すると調子が上向く棋士は多いようです。棋士に限らず大方の人はそのような傾向にあるようです。結婚して調子を落としたら、格好がつかないですからね。
問題はそれが一時期で終わるのか、上昇傾向が持続するのか、ここが難しいところですね。

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囲碁美術館

2006-11-04 22:34:57 | 日記・エッセイ・コラム

囲碁文化史の新スポット
~山梨県北杜市に囲碁美術館オープン~

8月10日にオープンした北杜市囲碁美術館の長森館長は「歴史が伝えるもの、時代を映すものは、公開してこそ生きてきます。暮らしに密着したもののなかにある囲碁を研究していきたい」と構想を練っている。

    (「碁ワールド11月」より抜粋)

   ◇   ◇   ◇

囲碁関連の美術館ということで、絵画、陶磁器、書籍などの展示物が陳列されているそうです。また、隣室には対局場も用意されているとのこと。

囲碁ファンとして是非共、訪れてみたいと思っています。

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王座戦第1局/張王座が先勝

2006-11-02 17:08:16 | プロ棋戦

 第54期囲碁王座戦の5番勝負第1局は10月26日、東京都文京区で打たれ白番の張栩(ちょう・う)王座が挑戦者の山下敬吾棋聖に6目半勝ちした。第2局は11月16日、京都市で打たれる。

<解説:三村智保九段の目>
 山下棋聖は対局中に何度か予定変更がありましたが、張王座はそれらをすべてうまくとがめたように思います。山下棋聖に決定的な敗着はありませんが、張王座がすべての面でうまく打ちまわした一局だったといえるでしょう。

<張王座の話>
 序盤から少し打ちやすいと思っていました。中央に入ったあたりから「少し面白いかな」と思っていました。

<山下棋聖の話>
 序盤からあまりよくありませんでした。自分の攻めが利かないどころか相手から攻められる形となり、どうしようもなかったです。

            (日経 e-碁サロンより抜粋)

    ◇     ◇     ◇

韋駄天/張王座が快足で局面をリードし、快勝した内容の碁だったようです。
一方のフルスィング/山下棋聖、張王座の軽快な打ちまわしに、フルスィングする場面がなく逃げ切られた一局のようでした。
まだ始まったばかりの五番勝負、今後の「山張対決」が見ものです。

    ◇     ◇     ◇

今回の対局地は東京都文京区の「フォーシーズンズホテル・椿山荘東京」。都心にありながら見事な庭園で有名です。

15年ほど前の景気のよい頃、勤め先の年末パーティーで椿山荘に行きました。
抽選会の景品で「コードレス電話」が当たったのを覚えていますが、あの頃は福利厚生費も潤沢で企業にとってはいい時代でした。

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