天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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第32期碁聖戦第1局/碁聖、逆転で先勝!

2007-07-10 20:33:39 | プロ棋戦

 連覇を狙う張栩碁聖に、横田茂昭九段が挑戦する碁聖戦5番勝負の第1局は7月2日(月)、仙台市青葉区で打たれ、白番の張碁聖が1目半勝ちした。
 序盤は白が足早に打ち回したが、中盤以降に黒が盛り返し、両者は激しいせめぎ合いを展開。勝負は最終盤までもつれ込んだ末、決着した。第2局は19日、熊本市のホテル日航熊本で行われる。

<張栩碁聖の話>
 最初はむずかしかったと思いますが、途中から悪くて・・・。最後も悪かったが、コウで逆転できた。
<横田九段の話>
 サガるコウダテをみていなかった。コウは勝てると思っていたが・・・。
<立会・安倍九段の話>
 この碁は、両者の持ち味が存分に発揮されているでしょう。横田九段も決して張碁聖に遅れをとっていません。

          (河北新報HP、週刊碁より抜粋)

       ◇   ◇   ◇

張栩碁聖は本対局前まで16連勝と絶好調、本局は最後まで苦戦が続きましたが土壇場のウッチャリで逆転勝ちのようでした。
勢いがあるということは相手のミスも誘うということでしょうか。

挑戦者の横田九段、遅咲きの初陣は勝利目前での勇み足。第2局以降の熱闘を期待しましょう。

       ◇   ◇   ◇

今回の対局地は宮城県仙台市の「仙台国際ホテル」。仙台は東北地方の中心都市で、「杜の都」としても知られています。

仙台というと「青葉城恋歌」を思い起こします。歌詞が流麗で日本歌曲の原点のような印象です。

「♪広瀬川~ ♪流れる岸辺~ ♪想い出は帰らず~・・・」

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2007/夏期囲碁合宿

2007-07-08 21:12:21 | ルネサス/囲碁部

Aimg_0572 昨日/今日(7/7~7/8)と勤務先の夏期囲碁合宿が開催されました。
今回の参加者は13名、場所はいつもの埼玉県小鹿野町の「越後屋旅館」です。

越後屋さんはお風呂が狭いので、希望者には近くの日帰り温泉施設にバスで送迎してくれます。(越後屋さんでは現在、温泉施設を工事中でもうじき完成するそうです。)
今回、私も初めて行ってみましたが、露天風呂もありリラックスできます。
いつも対局中心の囲碁合宿ですが、温泉など他の娯楽と合わせて楽しみが増えればいいと思ってます。

今まで合宿の実行委員として中心的に動いてきましたが、今回は若手に大部分やってもらいました。
合宿の運営は準備から精算まで大変ですが、若手のアイディアを加味し今後も継続できればと思っています。

   ◇   ◇   ◇

合宿のメインは囲碁大会で、成績優秀者には賞品もでます。
成績の良かった人は気分のいい合宿となりますが、不本意な成績だった人の気分はイマイチということになります。
「晴れの日もあれば、雨の日もある」、アマの囲碁愛好者は、勝っても負けても楽しい囲碁が打てれば本望だと思いますね。

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歳時記/七夕(2007)

2007-07-06 17:47:52 | 日記・エッセイ・コラム

Tanabata 明日(7/7)は七夕。近隣の町でも毎年「七夕祭り」が行われ、色とりどりの飾りつけや露店で賑わっているようです。
ただ七夕の期日ははっきりしていませんね。月遅れや、旧暦の7/7などその土地の事情で開催しているようです。

   ◇   ◇   ◇

私が小学生の頃、家でも竹林から2~3mほどの竹を2本切ってきて、短冊や折鶴などで飾りつけて庭に立てていました。
短冊には「願い事」を書くのが一般的ですが、他人に見られるのは恥ずかしいので「百人一首」の歌や「ことわざ」などを書いていたような記憶があります。
個人的には今も「願い事」はあまりオープンにすべきではないと思っていますが、どうでしょうか・・・。

短冊や簡単な飾りものをつけた2本の竹の間には、季節の野菜(なす、きゅうり、すいか等)を並べて七夕を祝ったものです。
期日は季節の野菜から察すると旧暦の7/7でしょうか。

七夕の趣旨は「手習い事の願掛け」という説がありますが、田舎では「五穀豊穣」が似合っているような気がします。

一週間ほど飾ったあとは近くの川に流しにいきます。竹の飾りが見えなくなるまで見送っていましたが、子ども心に哀愁を感じたものでした。

七夕が終わるころには夏休みも終盤、赤トンボと共に秋風の季節となります。

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今週末は囲碁合宿

2007-07-05 14:36:48 | ルネサス/囲碁部

毎年、5月から7月にかけては囲碁関係の各種大会が目白押しで休日も多忙な日々を送っています。

Echigoya_p 今週末は勤務先恒例の囲碁合宿で秩父の方に出かけます。宿泊先は盤石などがそろっており、いろいろな囲碁グループが利用しています。

指導プロ棋士は今回も田原靖史六段、いつも夜遅くまで私たちのザル碁に付き合ってもらっています。
参加者の中で、これから著しく棋力アップするメンバーは出てきそうもないので、勝敗はいつもドングリの背比べ状態ですね。

成績はともかく囲碁仲間と共有する時間は、仕事の世界とは別の異次元の空間といえそうです。

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第62期本因坊戦第5局/高尾タイトル防衛

2007-07-03 22:58:58 | プロ棋戦

 高尾紳路本因坊(30)が3連覇を達成した。6月25日から新潟市で行われた本因坊戦七番勝負の第5局は高尾が挑戦者の依田紀基九段(41)に先番2目半勝ちし、4勝1敗でタイトルを防衛した。

 高尾は一昨年、張栩本因坊(当時)から4勝1敗で奪取し、今期で3連覇。3期ぶり2度目の挑戦で本因坊位を目指した依田のタイトル獲得はならなかった。

<高尾本因坊の話>
 一局一局を大事に打とうと思っていました。ただ、内容は負けの碁が多かったので、不満といえば不満ですが、結果は上出来かもしれません。

<依田九段の話>
 シリーズを通じて完敗でした。もうちょっと盛り上げたかったが、こういう結果でファンの方には申し訳ない。一生懸命打ったが、及ばなかった。

            (毎日新聞より抜粋)

       ◇   ◇   ◇

高尾本因坊の着実で重厚な打ちぶりが、本因坊防衛につながったようです。
長丁場の七番勝負では本当に強いですね。

挑戦者の依田九段、残念でした。じっくりした高尾本因坊の棋風に波長が合わなかったのでしょうか。
今後は国際棋戦はじめ他の棋戦で活躍してほしいものです。

高尾本因坊はこれで三連覇、名人位と合わせて日本碁界の頂点に立ったといえそうです。
ただ外見、貫禄などはイマイチ、その点は依田九段の方が数段勝っているようです。
まあ、これからの活躍いかんで風格などは後からついてくるでしょうが。

       ◇   ◇   ◇

今回の対局地は新潟市中央区川端町の「ホテルオークラ新潟」。
対局の映像にはホテルから見える「万代橋」が映っていました。

「万代橋」といえば、ご当地ソング「新潟ブルース」が浮かびます。
美川憲一がデビューして間もない1967の作品です。この頃の美川は他に「柳ケ瀬ブルース 」、「釧路の夜」などのご当地ソングでヒット曲をとばしていました。
現在は歌手というよりタレント色が濃いのですが、当時は哀愁を漂わせた歌声で一世を風靡したものです。

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世界アマ囲碁選手権県代表戦/2007

2007-07-01 21:36:27 | アマ棋戦

Ishii2007 今日(7/1)は世界アマ囲碁選手権の県代表戦が行われました。
参加者は23名と「アマ名人戦」、「アマ本因坊戦」に比べると半数以下でやや盛り上がりに欠けます。
決勝戦は石井成幸さんと小暮智さん、県代表の常連ですが結果は石井さんの優勝となりました。

本大会は一日で5回戦を消化するトーナメントです。一日5回は選手にとってきついと思われますが、日程上やむ負えないません。過酷なトーナメントを勝ち抜くのも実力でしょうか。

   ◇  ◇  ◇

私も休日にはネット碁で5局程度は普通に打ちますが、回を重ねるに従い思考力は散漫になり負数が増えます。
負けると「こんなハズはない、もう一局!」となりますが、こんな精神状態では結果は歴然です。

今日の大会の選手の強さは「納得するまで読むこと」、「最後まであきらめない粘着力」でしょうか。
是非とも参考にしたいと思っていますが・・・。

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