天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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カワシのテクニック/風鈴会

2009-12-14 20:43:21 | 囲碁

Wind_1_3_2  昨日は(12/13)は定例の「風鈴会」の日。講座の内容は「カワシのテクニック」でした。
自分の石が薄い場合、いかに軽く「カワス」或いは「サバク」かは技量の差が出るところです。
また置碁で白番の場合も、このテクニックが要求されます。

問題はどうすればこれらのテクニックが身につくかですが、知識と経験を積んで感性を磨くことでしょうか。
日々、「筋のよい碁」を打つよう心掛けましょう。

   ◇   ◇   ◇

会員同士の対局は○○○の3連勝、といってもほめられる内容ではありませんでした。

○1局目はS藤さんとの白番。中盤後半までは優勢、その後大石のシノギに誤算があり敗勢に。ところが相手の時間が切れ白星。
○2局目はN川さんとの定先。双方、模様の碁でしたが、どうも当方が足りない。終盤、小さなコウの場面で、こちらのコウ材を見損じて逆転勝ち。
○3局目はH鎌さんと白番2子局。こちらの無理気味な着手におとなしく受けてもらい、勝勢に。

勝ちはしたものの、素直に喜べない今日の対局でした。反省!

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みんなで学ぶ楽しい囲碁入門教室/伊勢崎市(2)

2009-12-12 21:04:49 | 囲碁

Mitani_ohashi 今日は午後から「生活文化普及支援事業/みんなで学ぶ楽しい囲碁入門教室」の2回目でした。
講師は三谷哲也五段(前回同様)と大橋拓文四段。大橋四段は他のサークルでも子供の指導を担当されているようで、手際よく指導されていました。

九路盤の練習対局では、親子で参加されている数組が「親チーム」と「子供チーム」に分けられ、模範試合を行いました。
テキパキと打つ「子供チーム」に対し、優柔不断の「親チーム」はタジタジの様子でしたが、ほほえましい対戦風景でしたね。

月1回の教室で囲碁をマスターするのはなかなか難しいことですが、家で練習問題に取り組んでいる人も多く、予想以上の成果が出ているようです。
修了時には大会も予定されており、今後が楽しみな入門教室です。

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囲碁書籍/一生懸命 ふまじめ

2009-12-11 21:42:09 | プロ棋士

Takemiya ◆書籍紹介
・書籍名:「一生懸命 ふまじめ ~囲碁トッププロの生き方~ 」
・発行所:毎日コミュニケーションズ
・著者:武宮正樹
・発行年月:2009年10月

■内容紹介
58歳、まだまだ強くなる!
本書では、「楽しく生きて碁も強くなる」ための、武宮九段とっておきの発想法をお伝えします。
囲碁が強くなるための考え方はもちろん、「ピンチそのものより平常心を失うことが危険」「考えすぎて、良くなる事はない」など、勝負と遊びの達人ならではの人生にも通じる思考法を、囲碁と日常生活の例を用いながら、わかりやすく伝えます。
囲碁が強くなりたい人はもちろん、人生を存分に楽しみたい人へのヒントもつまった一冊です。

     ◇   ◇   ◇

武宮正樹九段の囲碁と人生観などが語られている一冊です。
今年はNHK杯準優勝、本因坊リーグ入りなど好調を維持しており、ダンスや囲碁イベントなどにも積極的に登場しています。

「清く、正しく、美しく」という言葉をよく聞きますが、武宮九段のモットーは「清く、楽しく、美しく」だそうです。
特に「楽しく」がポイントで、「人生は楽しんだほうが勝ち」と云ってます。

「自分の思い通りに、楽しく」、私も参考にしたいですね。

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第35期天元戦第3局/山下勝ち、2勝目

2009-12-09 22:48:56 | プロ棋戦

 第35期天元戦5番勝負の第3局が12月3日、福岡県柳川市で行われた。黒番の山下が張栩天元に中押し勝ちし、2勝1敗として5期ぶりの復位に向けて大きな1勝をもぎ取った。第4局は10日、兵庫県淡路市のウェスティンホテル淡路で行われる。
 序盤は地歩を固めながら着実に攻める張、模様を大きく構える山下と、双方の棋風が出た展開。中盤、張は右辺の黒模様に侵入、激しい攻防となった。張の一瞬のスキをとらえた山下が逆襲、鋭く白の一団を攻め上げて張を投了に追い込んだ。

     (西日本新聞より抜粋)

「強烈山下、張栩に逆転2-1に」、「張、一手の緩みが致命傷に」

     (週刊碁、見出しより)

    ◇   ◇   ◇

冬に強いことから「冬将軍」との異名がある山下棋聖、乱戦模様を制しました。
3時間制の碁では無敵の張栩天元、連戦疲れでしょうか。
第4局は明日(12/10)ですね。張栩天元がタイに持ち込むか、山下棋聖の復位か、熱戦を期待しましょう。

    ◇   ◇   ◇

今回の対局地は福岡県柳川市新外町の「柳川 御花(おはな)」。
「御花」は旧柳川藩主・立花家の別邸で、当時、この辺りは「御花畠」と呼ばれていたことから、「御花」と呼ぶようになったそうです。
柳川は水郷としても有名で、TVや雑誌でよく紹介されていますね。

   -----以下、「週刊碁」記事より抜粋----
柳川の御花といえば、戦国時代に「東の本多(忠勝)、西の立花(宗茂)と称された、立花宗茂で有名。高橋紹運、立花道雪という二人の名将を父に持ち、主家の衰運にも奮戦、関ヶ原で西軍について一度は所領没収になったものの、その後復活を遂げる生き様は、現代でもファンが多い。徳川の世にも藩として当地で栄え、現在も、全国から観光客が訪れている。

もう20年ほど前でしょうか、家族で九州に旅行に行きました。私の弟が熊本の福岡県寄りに住んでおり、「うなぎのセイロ蒸し」をご馳走になりました。柳川名物だそうですが、忘れられない味でしたね。
また「柳川鍋」というドジョウ料理がありますが、こちらは柳川市とは関連がないようです。

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町内月例囲碁大会('09/12)&忘年会

2009-12-06 18:58:58 | 囲碁

Tama5 昨日(12/5)の午後は玉村町囲碁会の12月度月例大会、参加者は20人でした。
優勝はS田さん。昨年度まで事務局長として、当会の運営に尽力していただきました。
私の成績は○○●○の3勝1敗で3位入賞、勝負を急がずに打ったのが良かったようです。

    ◇   ◇

月例会のあとは有志メンバー10名による忘年会でした。

60歳代がほとんどですが、80歳のS田さんの話は面白かったですね。長い年月の豊富な経験が、豊かな年輪を刻んでいるようでした。

私もこの地に住んで30年ほどになりますが、ここ数年前までの交友関係のほとんどは勤務先の関係でした。
それでも囲碁を通して、少しずつ地域に馴染んでできたように実感しています。
私にとって囲碁は趣味であるとともに、コミュニケーション・ツールでもあるんですね。

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こども囲碁教室('09/12/05)

2009-12-05 22:15:08 | 囲碁

今日、午前中は囲碁教室「伊勢崎こども囲碁アカデミー」の指導スタッフでした。
最初に地方新聞に掲載された塾生同士の棋譜解説。パソコンとプロジェクターで棋譜を再現し、代表のK悦氏が着手を解説します。途中の変化図も滞りなくでき、まずまずの進行かと思っています。
問題は塾生がこの教材をどれだけ自身の糧とし、結果を出せるかですね。

    ◇   ◇

後半は問題集からの正解当てですが、生徒はむやみやたらと挙手をして、当てずっぽうで答えます。考えていないんですね。
指導スタッフのM谷氏も「パフォーマンスで目立ちたいだけ、間違えても恥ずかしい気持がない」と嘆いていました。
「楽しく、レベルアップ」の道のりは、遠いと感じたこども囲碁教室です。

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映画「サイドウェイズ」

2009-12-04 21:22:30 | 日記・エッセイ・コラム

・作品名:サイドウェイズ
・監督:チェリン・グラック
・出演:小日向文世、生瀬勝久、鈴木京香、菊地凛子、他

先日、「サイドウェイズ」という映画を見てきました。
舞台はアメリカ・カリフォルニア、ストーリーは日本人の中年おやじ2人が1週間ほどのドライブ旅行に出かけ、様々なハプニングが起きるという設定です。
この作品はアメリカ映画の日本版リメイクということで、主演4人以外はすべて現地のスタッフで作られたようです。

「サイドウェイズ(SIDEWAYS)」は「寄り道」という意味だそうですが、それなりに楽しめた作品でした。
ただ作品の流れは、やはりアメリカ的で日本的情緒とは異質のように思いました。

最近の映画の題名は日本作品も横文字が多いですね。
「サイドウェイズ」だけでは、作品のイメージをとらえるのは難しいと思います。
もう少し身近に感じられる題名にしてほしいものです。

    ◇   ◇   ◇

主人公の中年おやじ2人は正確が真逆で小日向役は理路整然の「論理派」、一方の生瀬役は行き当たりばったりの「直感派」。
生瀬が「考えるな、感じろ」というセリフがありありますが、ナルホドと思いましたね。

私にも直感派の旧友がいますが、どうも波長が合わない時があります。
それでも、なぜか一緒に行動することが多かったように思います。
人の交遊関係は不思議なものですね。

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囲碁書籍/囲碁名棋士たちの頭の中

2009-12-02 19:04:41 | プロ棋士

32314730 ◆書籍紹介
・書籍名:「誰もが知りたい 囲碁名棋士たちの頭の中」
・発行所:中経出版社
・著者:荒谷一成
・発行年月:2009年9月

■内容紹介
張栩、高尾紳路、山下敬吾、梅沢由香里など現役有名棋士の、囲碁ファンには知られていない意外な素顔がわかる!元朝日新聞の囲碁担当記者だから書ける、囲碁が100倍楽しくなる本。

     ◇   ◇   ◇

囲碁書籍としては棋力向上を主旨としたハウツーものが一番多いのでしょうが、この本は著名棋士12人のエピソードや素顔を解説したものです。

雑誌などで得た棋士の来歴・特徴など、すでに知っている内容も半分くらいはありましたが、新たな内容も知ることができました。
技術的な囲碁書籍に比べてこの種の本は気軽に楽しめ、ナルホドと納得することも多くありました。

12人の棋士の中では「小林光一九段/楷書の碁」が印象に残りましたね。
この中で「健康十訓」というのが紹介されていました。

1.小肉多菜  2.小塩多酢
3.小糖多果  4.小食多噛
5.小衣多浴  6.小言多行
7.小欲多施  8.小憂多眠
9.小車多歩  10.小憤多笑

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