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天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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第35期天元戦第3局/山下勝ち、2勝目

2009-12-09 22:48:56 | プロ棋戦

 第35期天元戦5番勝負の第3局が12月3日、福岡県柳川市で行われた。黒番の山下が張栩天元に中押し勝ちし、2勝1敗として5期ぶりの復位に向けて大きな1勝をもぎ取った。第4局は10日、兵庫県淡路市のウェスティンホテル淡路で行われる。
 序盤は地歩を固めながら着実に攻める張、模様を大きく構える山下と、双方の棋風が出た展開。中盤、張は右辺の黒模様に侵入、激しい攻防となった。張の一瞬のスキをとらえた山下が逆襲、鋭く白の一団を攻め上げて張を投了に追い込んだ。

     (西日本新聞より抜粋)

「強烈山下、張栩に逆転2-1に」、「張、一手の緩みが致命傷に」

     (週刊碁、見出しより)

    ◇   ◇   ◇

冬に強いことから「冬将軍」との異名がある山下棋聖、乱戦模様を制しました。
3時間制の碁では無敵の張栩天元、連戦疲れでしょうか。
第4局は明日(12/10)ですね。張栩天元がタイに持ち込むか、山下棋聖の復位か、熱戦を期待しましょう。

    ◇   ◇   ◇

今回の対局地は福岡県柳川市新外町の「柳川 御花(おはな)」。
「御花」は旧柳川藩主・立花家の別邸で、当時、この辺りは「御花畠」と呼ばれていたことから、「御花」と呼ぶようになったそうです。
柳川は水郷としても有名で、TVや雑誌でよく紹介されていますね。

   -----以下、「週刊碁」記事より抜粋----
柳川の御花といえば、戦国時代に「東の本多(忠勝)、西の立花(宗茂)と称された、立花宗茂で有名。高橋紹運、立花道雪という二人の名将を父に持ち、主家の衰運にも奮戦、関ヶ原で西軍について一度は所領没収になったものの、その後復活を遂げる生き様は、現代でもファンが多い。徳川の世にも藩として当地で栄え、現在も、全国から観光客が訪れている。

もう20年ほど前でしょうか、家族で九州に旅行に行きました。私の弟が熊本の福岡県寄りに住んでおり、「うなぎのセイロ蒸し」をご馳走になりました。柳川名物だそうですが、忘れられない味でしたね。
また「柳川鍋」というドジョウ料理がありますが、こちらは柳川市とは関連がないようです。

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