◆書籍紹介
・書籍名:碁は殴るか構えるか
・発行所:毎日コミュニケーションズ
・著者:王銘エン
・発行年月:2011年7月
◆内容紹介
王九段は、「碁は格闘技」である、と言います。つまり、「殴る」と「構える」という二つの基準だけで着点を選んでみてはどうかと、本書で王九段は提言し、その考え方を解説しています。
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「碁は殴るか構えるか」、大胆なこの書籍名に興味を持ちました。
王名エン九段の著書で「ゾーンプレスパーク」というのがありましたが、その本では囲碁の戦術を「サッカー」になぞらえて解説していました。
今回は「ボクシング」の戦い方を参考にしていますが、スポーツと囲碁を対比させた王九段のセンスに感心です。
「殴る」と「構える」、バランスが大切だと思いますが、私などザル碁党はつい「殴る」方に力点がいってしまいます。 要注意ですね。
まだ三分の一ほどしか読んでいませんが、ナルホドと思う点はあります。
ただ、この本を手にしてから「ネット碁」の成績は低迷、結局のところ「ヨミの力や計算力」が勝負を左右するようです。