こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

深夜急行バス

2011年04月16日 | 日々思うこと、考えること
ここのところ、気をつけていたのだが、乗り過ごした。今乗っているのは逗子行きの深夜バス。

某科の新人歓迎会に参加し、若い先生を前にくだを巻き、しこたま飲んでしまった。
それでも、無事会費は払ったらしく、おとなしく店をでた。
22時頃(と思っていたのだが、写真の記録を見たら22時50分だった)渋谷で山手線に乗り、品川へ向かった。


少々、時間が遅れていても、23時半頃には横須賀線に乗っているはずだったのだが・・・気がついたら、池袋。どうやら3/4周してしまったようだ。この時点で、45分経過していたことになる。
一瞬、何のことかわからなく、ホームに飛び出した。
より、品川に近い方に乗り換えないといけない!!

でも、ここは池袋。「どっち周りでも(ほぼ)一緒じゃん・・・」
で、結局、新宿渋谷周りで品川へ・・・そして、気がついたら、田町。

この時点で、0時20分。すでに横須賀線も、東海道も終電はない。
それでも、とりあえず、品川に戻り、ひとけのない横須賀線、東海道へと向かう通路をみて、電車の無いことを確認する。

「帰れない」。しばし呆然としたのだが、酔った頭で思い出したのが、京急の深夜バス
鎌倉に住むようになって、鎌倉育ちの妻が教えてくれた究極の便利便。
「あなたには、あまり教えたくなかったのだけど、いざとなったらこれを使って」と、教えられ、以来、年2,3度使っている。
少なくとも、帰る気があり、品川にたどり着いている場合、だいたいこれには間に合う。下手に横須賀線や東海道の終電に間に合って、久里浜や小田原で目が覚めるよりも、鎌倉で確実に降りれるのでこれのほうがずっといい。ここ、しばらく使っていなかっておらず、存在を忘れていたのだが、思い出してよかった。
0時55分、時刻通りバスがやってきた。
先客は30名くらい。二人席の一つずつが全て埋まっている。

前の方の席(通路側)に座ることもでき、あとはぐっすり、の、はずだったのだが、このバス、しばらく使っていないうちに逗子行になっていた。

以前は鎌倉行きだったので、眠り込んでも大丈夫だったのだが、これでは(さらに)乗り過ごさないために緊張していないといけない。
携帯のアラームを2時にセット。
冒頭の2行をかろうじて打ち込んだのだが、あとの記憶はなし。
それでもなんとか、鎌倉駅で目が覚めた。ほかの、5,6名の客と共に駅前に降り立った。

夜は雨の予報だったが、深夜の鎌倉、雨はもう上がっていた。
自転車を押して、段葛の夜桜の下を歩く。
暗くて、あまり良く見えない。

そんなこんなで、無事我が家にたどり着いたのだが。

さて、酔いが冷めて、二日酔いの頭で思うのだが、こういう状態で、災害にあったら大変だったろう、ということ。
少なくとも外では、前後不明になるほど、飲んではいけない。

酒はあくまで嗜みである。酒は飲んでも飲まれるな。
まったく情けない話ではあるが、酔が覚めるととてもつよくそう思う。