こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

”ありがとう”といえる国に

2011年04月07日 | 自然災害・事故・感染症
タイ発電公社というところが発電所を無償で貸してくれるとのこと、心が震えるようにありがたい話だ。私たちは孤独ではないと感じる。


戦争に負けて、それまでの価値観の多くを否定的に捉え、自虐的になりすぎていなかったか?そんなことを最近感じる。
世界中の人が心配してくれる。あまり裕福でない国からも援助の申し出がある。私たちはそれほど嫌われてはいなかった。
被災地の人たちの頑張りが評判になっている。いろいろな意味で、私たちが培ってきた文化は恥ずべきものではない。


歴史のなかで一時期、過ちがあった。これは変えることができない。
でも、そのことでいつまでも卑屈になっている必要はないこと、それは永遠に許されないものではないこと、世界は思っていたよりは優しく、度量は大きい、ということを知っていたい。
世界有数の経済大国はなんでも自力でやらなくてはならないということはない。

そもそも、経済力などというものが国の価値を決めるものではないということ。すくなくとも、それは全てではなく、一部にしか過ぎない。

世界に向かって、ありがとう、といえるようになりたい。
復興は経済に限らない。文化、日本人の気持ち、というものをもう一度つくり直そう。
世界に対して、恥ずかしくない日本という国を未来に向かってつくっていこう。

がんばろう日本、私たちはきっとやれる。