こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

第100回日本病理学会

2011年04月28日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと
第100回病理学会、開幕。

動く歩道は動いておらず、自粛ムード漂うみなとみらい地区。


天気にも恵まれ、第一日が。始まった。

ベイブリッジもよく見え、気持ちがいい。

大過なく発表を終え、ホッと一安心。さあ、あとは勉強だ。
まずは、森茂郎先生の病理学会100年の話を聞く。なんでも、かつての病理学会は学問オンリーだったのが、認定医制度、病理科標榜となって、診断病理の比重がどんどん大きくなってきたとのご感想。会員数がいまの10倍(2万人)であれば、診断病理と病理学が住み分けられるのに、と、少し残念そうに語っていらしたのが印象に残った。
診断病理志向の強さは、出張本屋(文光堂)のラインナップを見ても、明らか。
各種取扱い規約、各種専門病理診断のアトラスがこれほど大量に刊行されていたとは驚きだ。

自分自身、絵合わせ病理医にならないよう、戒めているのだが。つい欲しくなる。

と思いながら”複雑系と医療の原点”というサブタイトルに惹かれ、「穆如清風(ボクジョセイフウ)」なる本を、衝動買い。今月は、1冊も読破できなかったが、何日かで読んでみよう。