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こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

童心という言葉

2013年01月08日 | 日々思うこと、考えること
寒さも安定してきて、体も寒さに慣れてきたようだ。医局の秘書さんも同じようなことを言っていたので、多分間違いないだろう。世間の本格始動は今日からのようで、横須賀線も満員だった。病院の近所の小中学校も今日からのようで、たくさんの荷物を抱えた小中学生とすれ違った。

小学生が歩き出すと、霜柱が気になる。正しくは、霜柱が踏まれたあとが気になる。小さな足跡の残った地面をみると子供達の無邪気さが伝わってくる。私も霜柱を踏むのが子供の頃から大好きで、周囲を見回し、誰にも見られていないことを確認した上で、サクッとやる。3年前に、「禁断の」というタイトルで記事を書いたが、今年も相変わらず、禁断の楽しみを時々味わっている。

こういう、子供時代によくした行為を、大人になってからするのを、童心に帰って、などというと言ったりするが、なんだか、オブラートにくるんで表現しているように思える。
子供の時の趣味、たとえば男の子なら切手収集とか鉄道模型といったものをそのまま大人になっても続けている人は多い。それに比べて女の子は子供の時の趣味というのを大人になっても続けているというのは、習い事を除くとあまり聞かないが、それでも童心に帰ると表現されること、たとえば、クラス会でけいどろ(警察と泥棒、小学校によってはどろけい)とか缶蹴りをやったりする。こういったことは、何歳になっても(体さえ動けば)やればやったで楽しい。
別に楽しいことができたから童心に帰ること、すなわち子供の遊びをしなくても良くなったというだけだろう。
あとは、見栄もあろう。

子供と一緒に、不肖コロ健が霜柱踏みをしていたら、異様である。
大人になるにしたがって、こういうことはしてはいけなくなる。しないうちに時間が経って、たまにやると”童心に帰って”ということになる。
”童心”などという言葉を使うと、何となく可愛い感じがするが、べつに、可愛くもなんともない。
本当はやりたいのに、がまんしているだけのことだったりする。

大人になると、いろいろ面倒なことが多くなってしまい残念だ。
だが、こういう無邪気な気持ち、少なくとも忘れないでいた方が、ホッとできて良いように思う。

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