こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

脳卒中にご用心

2018年12月13日 | 日々思うこと、考えること

目覚ましを止めた後、すぐにまたうとうとしてしまったようで、10分ほど寝坊した。いつもなら、すくなくとも1、2分は起きるのを待つのだけど、そんなわけで、今朝はすぐに起き出してしまった。迅速診断当番、遅刻は許されない。それに明日のプレゼンの準備も終わっていない。今日も忙しい!と、いろんなことが頭の中を駆け巡り、アドレナリンは体を早く目覚めさせようとする。でも、こういう動きは心臓、血管に負担がかかり、不整脈を起こしたり、血管が破れたりと、ろくなことはない。

この時期、特に気をつけなくてはいけないのが脳血管障害、すなわち脳卒中。

脳というのは、脳みそというだけあって、それはそれは柔らかくもろい臓器だ。みそというか、糠に釘の糠のような臓器だから、ちょっと出血するとあっという間に病変は広がる。そして、神経細胞は酸素要求度が高くて、血液が途絶えるとそれらの細胞はすぐに死んで、そこだけ脱落してしまう。

脳内の先端の末梢血管は細いので、血圧が急に高くなったり、寒くなったりすると、年をとって固くなっている血管などはやぶれてしまう。脳出血だ。ちょっとした出血でも気をつけないと、機能障害をきたしたりする。あとは、血液の粘り気が高くなることにも注意が必要。血液が粘っこくなると血管は詰まりやすくなるのは、水道管を想像すればわかるだろう。寝る前に一杯、起きたら一杯の水は必須で、それ以外にもこまめに水分補給をしたい。

生活習慣を見直して、穏やかに、酒を飲み過ぎない生活を目指したい。目覚ましで起きるのだけでもびっくりするのだからよくないのだけど、これはしかたない。でも、音量を小さくしておくとか、少しだけ早めに設定してスヌーズで少しずつ起きるとか、そんな工夫はしておきたい。

12月は忘年会で飲む機会が増えるので余計に注意がいる。


生活はおだやかに

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