こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

4年ぶりに参加した学会

2018年12月01日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと

昨日今日、以前勤めていた専門病院にいた頃によく参加していた学会に久しぶりに顔を出した。とても専門的というかディープな領域の学会で、今私が勤めているような、一般的疾患がほとんどの病院にいてはお目にかかることはまず経験することが無い疾患について、臨床的に研究している専門家が集まって意見を交換している。


なんで今さら私には関わりの無い疾患に関する学会に参加しようと思ったかというと、先日その領域に関する専門家として原稿を依頼されたから。決して最先端のところにいるとはいえない私なりの調査というか取材。疾患についての基本的な部分は変わってなかったけど、進歩しているところは進歩している。それにしても、たった4年参加しなかっただけで浦島太郎。昨日は病理医としてのツッコミどころがわからなくて、悲しかった。それでも今日は2度ほど発言することができたが、1度目はちょっと声が裏返っていた。



意地悪な玉手箱が開くようなことはなく、浦島太郎は太郎なりに楽しく勉強できた。古くからの顔見知りと以前と変わらず言葉を交わし、互いの無事を確かめあうこともできた。
それにしても、一度興味を持った学問を忘れることはなかなかできない、話を聞くだけでも楽しい。参加するには少し勇気が要ったが、復帰してしまえばこっちのもの、案ずるより産むが易しで、できたら来年もまた参加したい。

お後がよろしいようで

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