こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

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よりよく生きるにはどうしたらいい?

さっさと子離れしたいのに

2019年03月04日 | 家族のこと

昨晩は息子と気まずくなった。まあ、ただの親子ゲンカで、第3者としての妻から言わせたら私が悪い(そうだ)。私としてはいろいろ言いたいこともあるけど、息子と同じレベルで言い合いをするということ時点で、親としての私が悪い。ある意味、子離れできていないから息子を一人の大人としてみることができていないのだろう。ただの同居人、そう考えたらもっと相手を尊重できるのかもしれないのに、子供だと思うから自分の思うように振舞って欲しいと期待してしまう。そんなところか。

 

それにしても、家族という小さな社会だけでも維持するのは大変だ。時間の経過とともに、それぞれの人間関係が広がり考えることもずれていく。そこそこ上手くやってきたとは思うけど、自分の思い通りにいかないと言い合いになってしまう。今回の場合は、子供というものが一人の自己決定権を持つ個人であるという認識が私に欠落していたということが最大の問題だ。

息子が小さな時から、自分に決めさせる、ということをさせてきたけれど、いくつかのタイミングでは”アドバイス”という形で親としての考え方を押し付けていたのかもしれない。妻に対しては、家のこととか、それこそ子育てのこととかで、思いやって手伝うこともできたが、子供に対しては、生活がほとんど重ならないので、手伝ってやれることはほとんどない。

 

歳をとって、顔をあわせる機会が減って、会話の時間もほとんどない。たまにあって、わかったような顔で意見したところで上手くいくわけがない。これを持て、修復が難しいと考えるか、こういう状態になっていくことが親子として自然であると考えるかだけど、それはあきらかに後者だ。親子で接する時間が減ることとは、こういう事態になって行くということなのだ。その辺りのこと、何がどう変化していってるかを見極め、距離を開けて行くことが親としてできる最後のことなのかもしれない。でも、それがなかなか難しい。

すこしずつ離れる

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