こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

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平成はWorld Wide Web(WWW)とともに

2019年03月12日 | 電脳化社会

今日はワールド ワイド ウェブ、WWWの誕生30周年だそうだ。奇しくも平成はWWWの創成期であったということで後世に語り継がれるかもしれない。

 

ワールド ワイド ウェブ誕生 30 周年 

ということは、”ネット環境”なるものに巻き込まれたのは、私がちょうど仕事を始めた頃ということになる。

原理、というかそういうのはよくわからなかったが、とにかくPCをケーブルに繋ぎ、それからIEを開く。そうするとそこからいろいろな文書にアクセスできるようになった。

 

その頃はもっぱらPubMedで文献検索をして研究の参考になりそうな文献のabstractをいくつか読んで、その中からよさそうなもののコピーを図書館でとったものだった。あとは、遺伝子解析。シーケンスが終わったDNAの配列をネット上の解析ソフトにかけて、それがその疾患のDNAであるかとか、そんなことを調べていた。残念ながら、新規のDNAの発見には至らなかった。

 

インターネット環境は世界の隅々まで行きわたり、だれもが世界共通の情報に接することができる。先日、産地の人がバニラの実勢価格を知って、値上げを要求し、世界的に値段が高騰したという話を聞いた。こういうのは、ネットがいい方向に進んでいると言える例だろう。一方、悪いことを考える人は引きも切らず、犯罪の温床となっていることは言うまでもない。

今や世界中の人がWWWの網にかかわり、その上を自由に動き回る人もいれば、絡みとられて身動きできなくなっている人もいる。この技術の進歩は、AI技術の進歩と相まってまだまだ発展していくだろう。

人々がバベルの塔を作ろうとして、神の怒りを買い、塔は壊され人々の言語は混乱させられて世界中散り散りになってしまったという。WWWは果たして第二のバベルの塔となって神に変わる存在になることができるだろうか。そこにはなにが待っているだろう。

 

 

 

人類の急速な進化はなにをもたらすか

 

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