こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

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北尾(双羽黒)が亡くなった

2019年03月30日 | スポーツ・健康・ダイエット

大相撲の元横綱北尾光司さんが、腎不全で亡くなった

肉体的に腎臓を酷使することとなって腎不全になったのだろうと推測するが、お気の毒な話だ。ご冥福をお祈りする。

そして、私の昭和がひとつ無くなった。

北尾はわたしと同学年(彼は8月生まれだそうで、わたしは12月)。この昭和38年生まれの相撲取りはそうそうたるメンバーがいて、”花のサンパチ組”と言われていた。北尾(双羽黒)、現理事長の北勝海(八角)、小錦、寺尾、琴ケ梅、孝乃富士といたのだから、結構インパクトがあった。北尾はもうそれは恵まれた肉体と天才的な相撲感であっという間に横綱になってしまったが、優勝できなかったのはいまでもやっぱり残念だ。同世代の代表、双羽黒としてもっと活躍して、優勝もして欲しかった。とにかく強かったし、体格に加えなかなかの男前でもあったので、ずいぶん応援した。でも当時は、8歳年上の千代の富士がいて北尾の前に立ちふさがった。ちょうど学校の強くて厳しい先輩のようでなんとなく好きになれなかったのを記憶している。下の世代の若貴は、下から突き上げてくる後輩でもあった。

最後は横綱なのに、部屋から脱走して廃業、というのもよくわからない辞め方だった。廃業後のことはあまりしらない。

それにしても、双羽黒というのは今でも立派なシコ名だ。誰か、立派な相撲取りにひきついでもらって、挽回してほしい。

でも、その経歴を読むと、自分と重なるところが多くある。人生を器用に渡っていくことができなかったのだろう。今なら、わかりやすい自己啓発本があったりとか、カウンセラーがいたりとかして、上手に世渡りもできただろうとおもう。まだまだ、生き方のてがかりが少ない時代だった。

ショーケン(萩原健一)の訃報もあった。小学生時代、太陽にほえろで、マカロニ刑事がなんでショーケンなのかがわからなかったけど、とにかくかっこよかった。考えてみると若手刑事から殉職してしまうというストーリー展開、七曲署もブラックだったのだな。でも、マカロニ刑事を刺したのは通り魔だっけ?

平成の終わりになって、昭和後半の大きな思い出が消えた。こうやって時代は移り変わっていくのだとしみじみ思うし、自分もいつ死んでもいいように、終活を考え始めないといけないのだと考えてしまう。

死ぬ前日まで変わることができる

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