Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

クラブW杯で会おう(バレー)

2008-08-08 20:40:05 | 他チーム
今回、JリーグをステップにUAEに移籍したバレー選手の思い出です。今回の移籍には、10億円とも言われている移籍金がかかっているとのことで、来年クラブW杯が自国(UAE)開催になるため、クラブW杯をにらんだ移籍だと思います。

現在26歳のバレーですが、本格的にクラブに入ってサッカーを始めたのは、なんと17歳という遅さです。しかし、点を取る技術は卓越していて、18歳で当時J2の大宮からオファーが来ます。第4の外国人という、レギュラーの外国人に負傷などが出ない限り出られない立場でしたが、ブラジルで無名だったバレーにとっては、こんないい話が来るとはと感激し、ブラジルの母に家を買うことができたそうです。

出られないのは覚悟で来たバレーですが、2001年のシーズンに当時の大宮のエースFWバルデスがパナマ代表の試合で重傷を負ったことで出番を得ました。まだまだエースFWに据えるほどの活躍ではありませんでしたが、それなりに点を取り、18歳にしては良い選手という評価を得ました。

一度デンマークに渡っていますが、大宮は当然バレーの活躍は覚えていて、2003年に今度はバルデスの後釜のエースFWとしてオファーを出しました。バレーはこの年、20得点以上を挙げ、エースFWに成長しますが、チームが低迷していたのは不運でした。

翌年、バレーにとってもっと不運なことが起きます。それは、同タイプのFW、トゥットの獲得です。ドリブルが得意でヘッドが強くないところまで共通する二人がチームメイトになったことで、バランス上どちらかはベンチということになり、シーズンオフにはこの両者を比較した結果、バレーが甲府に放出されることになってしまいました。

しかし、バレーはこの境遇にも負けませんでした。甲府では入れ替え戦でなんと6ゴールの活躍で甲府をJ1に上げ、自らの手でJ1のピッチを踏みます。この活躍が評価されてG大阪に行ったのは皆さんご存知の通りです。

来年UAE開催になるクラブW杯に、日本のチームが出場するにはACLで勝つしかありませんが、もしそれが実現した場合、壁になるのはバレーになるかもしれません。そこでバレーを見ることがあれば、少なくとも私には感慨深いと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする