ちょっと前に、柔道の女子63kg級、谷本歩実選手が金メダルを獲得したので、思わずネタにします。谷本は、アテネでも金メダルを取っていて、五輪は連覇です。しかし、その間に行われた2度の世界選手権では、銀と銅でした。彼女も、順調に4年間を過ごせたわけではないのです。
テレビから得られる情報によれば、谷本はアテネ五輪の覇者ということで、ライバルから徹底的に研究されて、なかなか持ち味の一本を取りに行く柔道ができなかったそうです。ただ、アテネ当時にインターネットに載っていたこんな記事が記憶に残っています。
それは、以前の谷本の師のコメントで、アテネ当時は谷本は格上を投げて一本を取ることもあれば、格下相手に投げられて一本負けすることもある選手だったそうです。これを見て、「歩実は規格外」などと当時は言われていました。そのため、アテネでは本命という評価ではありませんでしたが、若さの勢いもあってオール一本勝ちで優勝しました。
しかし、なかなか勝てない日々や、持病の腰痛に苦しんだ日々を通して、ポイントを取りに行く世界の柔道に合わせようかと気持ちが揺れた日もあったでしょうが、今回の北京では「自分は一本を取りに行く」と高らかに宣言して臨みました。
その結果が、今回も実現した、オール一本勝ちの柔道です。ただ、寝技で3回勝っているところに彼女の進化を感じます。なかなか、立ち技一辺倒では勝たせてもらえないということで、今回は「寝技が得意」という評価まで勝ち取るに至っています。その寝技は、またも素人レベルの話をして申し訳ありませんが、私が高校で柔道を教えてもらったときの技と同じでした。
特に、谷本が2回戦、準決勝で使った「横四方固め」という技は、柔道で寝技を教えてもらう際に、比較的初期の段階で教えてもらえる技です。いわば、比較的簡単にできる技ということもできますが、しかし柔道家が長年に渡って研究した結果、基本として誰でも身につけておくべき技ということになったのでしょう。
谷本が少女時代から身につけた、基本の技を、これほどの大舞台で披露できるのは、まさに彼女の努力の結晶でしょう。決勝戦の豪快な一本勝ちが、のちまで語られることになるでしょうが、それを支えていたのは、地味な基本技だったことは、私の記憶にとどめておこうと思います。
テレビから得られる情報によれば、谷本はアテネ五輪の覇者ということで、ライバルから徹底的に研究されて、なかなか持ち味の一本を取りに行く柔道ができなかったそうです。ただ、アテネ当時にインターネットに載っていたこんな記事が記憶に残っています。
それは、以前の谷本の師のコメントで、アテネ当時は谷本は格上を投げて一本を取ることもあれば、格下相手に投げられて一本負けすることもある選手だったそうです。これを見て、「歩実は規格外」などと当時は言われていました。そのため、アテネでは本命という評価ではありませんでしたが、若さの勢いもあってオール一本勝ちで優勝しました。
しかし、なかなか勝てない日々や、持病の腰痛に苦しんだ日々を通して、ポイントを取りに行く世界の柔道に合わせようかと気持ちが揺れた日もあったでしょうが、今回の北京では「自分は一本を取りに行く」と高らかに宣言して臨みました。
その結果が、今回も実現した、オール一本勝ちの柔道です。ただ、寝技で3回勝っているところに彼女の進化を感じます。なかなか、立ち技一辺倒では勝たせてもらえないということで、今回は「寝技が得意」という評価まで勝ち取るに至っています。その寝技は、またも素人レベルの話をして申し訳ありませんが、私が高校で柔道を教えてもらったときの技と同じでした。
特に、谷本が2回戦、準決勝で使った「横四方固め」という技は、柔道で寝技を教えてもらう際に、比較的初期の段階で教えてもらえる技です。いわば、比較的簡単にできる技ということもできますが、しかし柔道家が長年に渡って研究した結果、基本として誰でも身につけておくべき技ということになったのでしょう。
谷本が少女時代から身につけた、基本の技を、これほどの大舞台で披露できるのは、まさに彼女の努力の結晶でしょう。決勝戦の豪快な一本勝ちが、のちまで語られることになるでしょうが、それを支えていたのは、地味な基本技だったことは、私の記憶にとどめておこうと思います。