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執念は見せたが(8/27 東京V対浦和)

2008-08-28 18:52:53 | 浦和レッズ
前回も書きましたが、浦和はスピードの達也、キープの高原、パスのポンテが揃えば、相当やりたいサッカーに近いものができると思っていました。ただ、東京Vの打ってきた策はぴったりはまりました。まず、予想通りだったとはいえ、ポンテに菅原をつけてきました。

ポンテがベストコンディションなら、たまには菅原を振り切ることもできるでしょうが、やはり今季の前半戦を靭帯断裂で離脱していた重傷明けということもあり、どうしてもポンテは中央で勝負はできず、サイドに流れていることが多かったです。

その結果、浦和がやりたかったポンテ中心の攻撃はできず、浦和のボールキープは達也や高原が下がってくる形になってしまいました。慎重な東京Vは、しっかり中盤から後ろにブロックを作っていて、浦和の攻撃はセットプレーと、時折見せる相馬の突破だけでした。

何か、手を打たなければいけないというのは、テレビの前の私も感じていました。しかし、エンゲルス監督が実際に打った手には驚きました。2トップの達也と高原を下げて、永井とエジミウソンを入れてきたからです。

達也、高原の2トップと、エジミウソン、永井の2トップは同じような特徴を持つ2トップで、これで攻め方が変わる訳ではありません。おそらく、達也と高原が良くないとエンゲルスが判断したのでしょうが、二人も代える割には効果が少ない、疑問の残る交代でした。

また、東京Vもポストフッキのサッカーは確立済みでした。大黒のキープ、ディエゴのスピード、地味に走ってサイドを埋めるMFなど、やりたいサッカーはできていて、それがディエゴの先制点につながります。

これで苦しくなった浦和は、闘莉王をFWに上げ、永井を右アウトサイドに回して放り込みサッカーしかできなくなってしまいました。結局、ロスタイムの阿部勇樹のゴールで、なんとか勝ち点1だけは確保しましたが、この日の浦和はやりたいサッカーが全然できていませんでした。

FWを代えて攻撃パターンを変えるのは間違っていませんが、この交代ではスピードサッカーを狙うのか、パワーサッカーを狙うのか、中途半端な印象を受けました。結局、エンゲルスは何をやりたかったのか、疑問の残った試合後でした。
コメント
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