Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

北島康介金メダル

2008-08-11 21:55:41 | 他スポーツ
今日のスポーツ界最大のニュースといえば、水泳平泳ぎ100m、北島康介選手の金メダル獲得です。正直、水泳に関しては、あまり詳しくはないですが、生中継で見ていた単なる感想程度になるのは承知で書きます。

今回の北京のプールは深く、波があまり立たないことと、天井が高く圧迫感がないという理由で選手からは好評です。しかし、今回の北島の金メダルは、多少条件が悪かろうとも他を圧倒してしまいそうな強さを感じさせてくれる勝利でした。北島の準決勝のタイムは全体の2位で、本人にしては不本意なレースだったようです。

しかし、決勝は世界記録の勝負になると、万全の準備をしてきた北島は、本番で自分のベストレースをするという、なかなか難しいことをやってのけます。素人目には、前半50mの折り返しで3位になった結果を見る限り、ちょっときついのかなと一瞬思いました。しかし、これは前半を抑えて後半のタイムの落ちを最小限に食い止める、北島の作戦でした。

今回、初めて水泳のラップタイムをじっくり注目して見たのですが、陸上あたりだとイーブンペースを保って走ることが可能なのに比べると、水泳はハードで、タイムが後半落ちるのは当たり前なのだということがわかりました。そのため、北島ほどの第一人者でも、後半のタイムは落ちるものなのです。

ですから、一見後半上げたように見えた北島の泳ぎは、実は落ちを最小限に抑えて相対的に上がった作戦だったのです。このレースのポイントは、北島のターンでした。3位で折り返した北島は、ターン直後の水面浮上の時点で、相手に対してわずかながらリードを確保します。

これで先頭に立った北島は、とうとう他の選手は相手にならず、世界記録を示す緑色のラインが勝負の相手になりました。後半落ちるのが当たり前の水泳では、このラインには大抵抜かれてしまうのですが、北島は逆にリードを広げ、腕の長さほど世界記録の緑色のラインより前に出て優勝します。

これがいかにすごいことかは、ゴール後にライバル選手が悔しがらず、素直に北島の快挙を称えた事実に現れています。4位に終わったハンセン(米国)や、隣のレーンのオーエン(ノルウェー)も、北島のもとに駆け寄って祝福していました。長く語り継がれるであろう、北島の快挙は、日本スポーツ界の歴史にも残るでしょう。
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ナイジェリアに走られては...(8/10日本対ナイジェリア)

2008-08-11 09:28:49 | ワールドサッカー
昨日の五輪サッカーの敗戦、見ていました。ただ、客観的に見れば、ナイジェリアは2005年のワールドユースで準優勝、同じ大会で日本はベスト16(しかも2分け1敗での通過)と力の差はあります。そのため、日本は何とか格下らしく工夫と技術を凝らして、ナイジェリアに自分たちのサッカーをさせない必要がありました。

その工夫とは、日本得意のボールテクニックと連動性でボール支配率を上げ、ナイジェリアの攻撃を単調にさせることでした。立ち上がりはうまく行っていたと思います。ナイジェリアが無理に縦パスを狙ってくれば、日本もうまく取ってしっかりつなぐことができます。

しかし、途中から、天津のグラウンド状態の悪さでミスが続出するようになり、逆にナイジェリアに得意の速攻を出されてしまいます。日本としては一番やってはいけない形で、ナイジェリアに縦に走られて、後から追いかける形になっては身体能力に差があるので追いつけません。

それでも、前半はナイジェリアが決定機を外してくれて、何とか0-0で折り返しましたが、ナイジェリアは日本のつなぎのパスのミスは常に狙っていたようでした。事実、後半のナイジェリアの先制点は、香川のバックパスのミスをカットしてからの速攻で、日本の守備陣が戻りきれないうちに取られた失点でした。

日本のスタメンを見る限りでは、4-5-1で中盤を厚くして、チャンスの回数を多くしたいという意図があったように思えます。ただ、1トップの李忠成がMF的な選手なので、どうしても合わせるターゲットがなく、サイドまではボールを出しても上げられなかったり、クロスをカットされたりしていました。

1点リードされてから、慌てて豊田を入れて、ターゲットにできましたが、遅すぎた感はあります。また、カウンターのリスクは覚悟で、梶山を入れた交代も相手に走られる要因になってしまいました。カウンターを食ったときに、後ろに3人しか残っていなくては、いつかナイジェリアに2点目を入れられてしまいます。

相手のゴールキックのミスで1点返しましたが、遅すぎた感はあります。ただ、マスコミはメダルを口にしていましたが、それが狙えるようなメンバーではなかったです。それよりも、今回の五輪で何かを得て、南アフリカW杯を目指すメンバーに一人でも多く入れるようにすることが大事です。無駄ではなかったと、あとで振り返れるようにして欲しいです。
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