今日は、サッカー五輪代表の予選敗退にがっかりしてから、チャンネルを回すと柔道をやっていたので、66kg級の内柴選手の金メダルの瞬間を見ることができました。サッカーのネタは明日書くことにして、今日は嬉しい気分を文章にしたいので、内柴選手のことを書きます。
柔道は、同じ柔道でも軽量級と重量級では40kg以上の体重差があります。そのため、60kg級と100kg超級とはまったく別の競技のように見えます。一言で言えば、スピードと切れの軽量級に対し、パワーと根性の重量級と見えます。今回、五輪2連覇を成し遂げた内柴の得意技が、「巴投げ」というところに軽量級のノウハウが現れています。
ご存知ない方のために説明すると、巴投げは自分から後ろに倒れ込んで、両手で相手の袖口をつかんで頭越しに後ろへ投げる技です。袖口が離れて空振りに終わると、相手に押さえ込みのチャンスを与えてしまうことから、捨て身技と呼ばれています。
素人レベルの話をして、申し訳ありませんが、この巴投げは体が180度反転するため、障害物を飛び越えて受け身を取る「前方回転受け身」ができる相手でないと掛けられない技です。そのため、体育の授業(私は高校時代体育で柔道があった)では柔道部の友達も自粛していた技でした。
これは、まさに軽量級の醍醐味の技で、後ろに思い切り勢いをつけて投げないと一本勝ちを取るほどのスピードは出ませんから、切れとスピードの技です。内柴選手はアテネのときは見ることができなかったので、巴投げを得意にしていることは今回初めて知りました。そんな技で、66kg級にしては小さな体で、身長で上回る相手を次々投げていくのは快感でした。
そんな内柴選手も、かつて60kg級だった当時、国際大会で減量ミスで失格という大失敗をしたことがあります。柔道人として絶対にやってはいけないミスと、自らを責めて悔やんだそうです。アテネのときは、何とか失地挽回を図ろうと、階級を66kg級に上げて勝負を挑んだ結果、あまり期待されていなかった金メダルを得ることができました。
今回は連覇がかかっていましたし、しかも4年間が決して順調でなかった(少なくとも女子レスリングの吉田選手のように「連勝街道」というわけではなかったようです)こともあってプレッシャーも掛かっていたでしょうが、決勝戦は押さえ込みで一本勝ちと、一本で勝つ日本柔道らしいところも見せられました。ベテランなので、今回が最後の五輪になるかもしれませんが、最高の形で飾れたことと思います。
柔道は、同じ柔道でも軽量級と重量級では40kg以上の体重差があります。そのため、60kg級と100kg超級とはまったく別の競技のように見えます。一言で言えば、スピードと切れの軽量級に対し、パワーと根性の重量級と見えます。今回、五輪2連覇を成し遂げた内柴の得意技が、「巴投げ」というところに軽量級のノウハウが現れています。
ご存知ない方のために説明すると、巴投げは自分から後ろに倒れ込んで、両手で相手の袖口をつかんで頭越しに後ろへ投げる技です。袖口が離れて空振りに終わると、相手に押さえ込みのチャンスを与えてしまうことから、捨て身技と呼ばれています。
素人レベルの話をして、申し訳ありませんが、この巴投げは体が180度反転するため、障害物を飛び越えて受け身を取る「前方回転受け身」ができる相手でないと掛けられない技です。そのため、体育の授業(私は高校時代体育で柔道があった)では柔道部の友達も自粛していた技でした。
これは、まさに軽量級の醍醐味の技で、後ろに思い切り勢いをつけて投げないと一本勝ちを取るほどのスピードは出ませんから、切れとスピードの技です。内柴選手はアテネのときは見ることができなかったので、巴投げを得意にしていることは今回初めて知りました。そんな技で、66kg級にしては小さな体で、身長で上回る相手を次々投げていくのは快感でした。
そんな内柴選手も、かつて60kg級だった当時、国際大会で減量ミスで失格という大失敗をしたことがあります。柔道人として絶対にやってはいけないミスと、自らを責めて悔やんだそうです。アテネのときは、何とか失地挽回を図ろうと、階級を66kg級に上げて勝負を挑んだ結果、あまり期待されていなかった金メダルを得ることができました。
今回は連覇がかかっていましたし、しかも4年間が決して順調でなかった(少なくとも女子レスリングの吉田選手のように「連勝街道」というわけではなかったようです)こともあってプレッシャーも掛かっていたでしょうが、決勝戦は押さえ込みで一本勝ちと、一本で勝つ日本柔道らしいところも見せられました。ベテランなので、今回が最後の五輪になるかもしれませんが、最高の形で飾れたことと思います。