確かになでしこジャパンはメダルは惜しくも逃しましたが、世界の4位は十分胸を張れる快挙です。今回の北京五輪を見て思うのは、なでしこのレベルアップが相当の勢いで進んでいることです。まずは、佐々木監督の世界戦略です。
確かに、なでしこは、アテネ五輪のベスト8ですっかり待遇が良くなりました。今や、単なる親善試合のために、キプロスやアメリカに遠征に行けるほどです。しかも、そこでノルウェーに勝ったりスウェーデンに引き分けたりと、結果も残しています。
そんな国際試合を重ねたことで、なでしこの世界戦略は走り勝つことに決まったようです。特に、今回の五輪が猛暑の中国だったことも、この戦略がはまる要因になりました。欧州の強豪が次第に足が止まってくる後半に、なでしこが高い位置でキープしてカウンターを狙ったのには驚きました。
もちろん、なでしこにも欠点はあります。本職のSBがいないことや、DFラインの押し上げが足りず、中盤の澤と阪口には相当の負担が掛かっていました。しかし、相手のパスミスを追う粘りや、スペースに走れる戦術眼は、今までは勝てない相手だったノルウェーや中国を大いに苦しめ、内容でも十分勝ちの試合をしました。
昨日のドイツは、女子W杯の予選リーグで対戦して、長身FWを揃えた相手のパワープレーにやられた相手です。しかし、なでしこは走り勝つという世界戦略をこの日も忠実に実行しました。その結果、主導権はなでしこの方が握っていたくらいです。
しかし、世界トップレベルのドイツになると、想像を超えた選手がいました。驚異的な身体能力でなでしこのシュートを次々ブロックした、180cmを超えるGKです。なでしこの選手は、日本なら入るはずという感覚で打っていたかもしれません。
しかし、これを止められたことで、ドイツの得意なサイド攻撃からのクロスという形を出される機会を与えてしまいました。どうしても、CBの高さではかなわないなでしこは、こういう形は極力少なくしたかったでしょうが、そのワンチャンスで決められてしまいました。
ただ、女子W杯のドイツ戦を見る限り、もっと大差で負けていてもおかしくない相手でした。その「世界2位」にここまでできたのですから、もはやかなわない相手は世界トップのアメリカだけと言ってもいいかもしれません。ついにここまで来たかと、悔しさより嬉しさの方が強かった試合後でした。
確かに、なでしこは、アテネ五輪のベスト8ですっかり待遇が良くなりました。今や、単なる親善試合のために、キプロスやアメリカに遠征に行けるほどです。しかも、そこでノルウェーに勝ったりスウェーデンに引き分けたりと、結果も残しています。
そんな国際試合を重ねたことで、なでしこの世界戦略は走り勝つことに決まったようです。特に、今回の五輪が猛暑の中国だったことも、この戦略がはまる要因になりました。欧州の強豪が次第に足が止まってくる後半に、なでしこが高い位置でキープしてカウンターを狙ったのには驚きました。
もちろん、なでしこにも欠点はあります。本職のSBがいないことや、DFラインの押し上げが足りず、中盤の澤と阪口には相当の負担が掛かっていました。しかし、相手のパスミスを追う粘りや、スペースに走れる戦術眼は、今までは勝てない相手だったノルウェーや中国を大いに苦しめ、内容でも十分勝ちの試合をしました。
昨日のドイツは、女子W杯の予選リーグで対戦して、長身FWを揃えた相手のパワープレーにやられた相手です。しかし、なでしこは走り勝つという世界戦略をこの日も忠実に実行しました。その結果、主導権はなでしこの方が握っていたくらいです。
しかし、世界トップレベルのドイツになると、想像を超えた選手がいました。驚異的な身体能力でなでしこのシュートを次々ブロックした、180cmを超えるGKです。なでしこの選手は、日本なら入るはずという感覚で打っていたかもしれません。
しかし、これを止められたことで、ドイツの得意なサイド攻撃からのクロスという形を出される機会を与えてしまいました。どうしても、CBの高さではかなわないなでしこは、こういう形は極力少なくしたかったでしょうが、そのワンチャンスで決められてしまいました。
ただ、女子W杯のドイツ戦を見る限り、もっと大差で負けていてもおかしくない相手でした。その「世界2位」にここまでできたのですから、もはやかなわない相手は世界トップのアメリカだけと言ってもいいかもしれません。ついにここまで来たかと、悔しさより嬉しさの方が強かった試合後でした。