
夏の日差しが続く今日の午後、近くの公園に出かけた。
補助グラウンドの脇にある遊歩道を歩いて、テニスコートを横目でみて、スポーツの森に入っていった。
いつものように子供たちがボールを蹴り、大人たちもゲームをしていた。
日ごろ、ベンチに座ることはないのだが、今日はなんとなく座ってしまった。
疲れているようだ。
男性が「隣に座っていいですか」と声をかけてきた。
見ると私よりは少し年齢が上だと思われる方だった。
私は「どうぞ」と答えた。
男性は座りながら、「ひざの上というわけではないので」とジョークを言った。
珍しい会話の進行だ。
「ひざの上だったら断っていました」と笑い返した。
近くに住んでいる人らしかったので、この公園の昔話をしてみた。
同じ中学校に通っていたことがわかった。
小学校は隣の小学校だった。
同級に木原美知子さんがいたという。
彼女は身体も大きかったので男子と遊ぶことが多かったらしい。
やさしい子で、障害を持った男子の面倒をよく見ていたという。
私は2年ほど前、介護保険サービスの利用者の方に、ほとんど同じような話を聴いたことがあった。
多くの人が木原さんを、気は優しく力持ち、まるで金太郎さんみたいだと思っていた。
いい話だった。
男性は仕事も辞めてしまい、奥さんに先立たれ一人暮らしだという。
それでも、毎日充実していると話された。
ボランティアで旭川荘(福祉施設)に毎日通っているし、
その上、昔仕事で知った老夫婦のサポートもしているそうだ。
老夫婦は今年になって家を火事で失い途方に暮れ、十数年前に電気工事をしてもらっていたこの男性に工事の問い合わせの電話をしてきたという。
男性は今は仕事は辞めたと断ったが、翌日気になって老夫婦の家を訪問した。
そして、ボランティアとして火事の後始末を手伝い、以来いろいろと生活全般をサポートしているという。
なにか、ほっこりとした会話となった。
そう言えば昨日久しぶりに学生時代のS氏から電話があって、17日近くまでくるので昼飯でもと連絡があった。
それとも島根の人かな?
残念ながら、最近は運動公園にも久しく行く機会がないです。
心が和むお話をありがとうございます!
木原さんってもっと先輩のような気がしますね。
中学校時代から活躍していたからでしょうか。
本当に輝いていました。
その木原さんとの逸話を「平清盛」の侍大将を演じている元スイマーの藤本さんか話していました。
彼女の一言が彼の人生を決定づけたと。
合気道の、、。
なにかプラン中かもしれませんぞ。