10月20日、京都シネマで『五香宮の猫』の本編後に監督による舞台あいさつということなので出かけました。
8時40分頃に京阪四条駅に着きました。
まだまだ人通りが少ない時間帯です。歩いているのは外国の観光者が中心です。
錦小路はまだ準備中のお店が多いのですが朝の散歩中の観光客がいます。
朝ごはんの店に外国人観光客がどんどん入っていきます。なるほど新しいモーニングですね。
&nb . . . 本文を読む
情報もない中、なにか気になるタイトルだったので観てみることにしました。
チラシには「少女の壮絶な人生を綴った新聞記事」を基に描く、衝撃の人間ドラマとあります。
こういうのちょっと苦手です。間違いなく明るい映画ではなさそう。
2時間暗闇の中で過ごすのきつそうと思いました。
でもです。重い腰を上げて岡山市のシネマクレールに行きました。
多くはない観客でしたが確かな映画情報に接 . . . 本文を読む
『ありふれた教室』はその結末に向けて疾走します。
見出し画像はチラシの裏面です。
上部にオスカーが腕を交差して見下ろします。
中下部にノヴァック先生が顎に手を据えて見つめます。
さらに下部に5コマのカットが入ります。
左から
盗撮した動画を観る3人(校長、ノヴァック先生、クーンさん)
ノヴァック先生
ありふれた教室の風景
パソコンを抱えて逃げるオスカー※
男性教員二 . . . 本文を読む
この作品の監督であるイルケル・チャタクさんはトルコにルーツを持つドイツ人です。ドイツ生まれながらトルコで育っています。
作中のノヴァック先生はポーランド移民の子です。
監督はなにをノヴァック先生に託しているのか、興味深いですね。
さて、盗撮したノヴァック先生は、一度はオープンにした録画を封印します。
2度と人に見せることはありませんでした。
エモーショナルな行動を起こした . . . 本文を読む
前回では盗難事件の犯人捜しが進められているところまででした。
この作品は見事なまでに伏線が張巡られており、一度観ただけでは見落としていることが多いのです。
2度見てからのちに修正が入ると思います。悪しからず。
ノヴァック先生は、よく備え付けのコーヒーメーカーに付属している料金箱にコインを入れてコーヒータイムを過ごします。
ある時、その料金箱から小銭を獲っている教員に気づきま . . . 本文を読む
『ありふれた教室』本編です。
まずストーリーです。ホームページから
ある中学校で発生した小さな事件が予想もつかない方向へと進み、校内の秩序が崩壊していく様を、ひとりの新任教師の目を通して描いたサスペンススリラー。ドイツの新鋭監督イルケル・チャタクの長編4作目。
仕事熱心で正義感の強い若手教師のカーラは、新たに赴任した中学校で1年生のクラスを受け持ち、同僚や生徒の信頼を得ていく。ある時、校内で . . . 本文を読む
6月30日 岡山市にある「シネマクレール丸の内」にて鑑賞し上映後の放談会に参加しました。
全国のアートシアターを襲ったコロナ下での観客激減でしたがコロナが収まっても観客がなかなか戻りません。
そこに助け舟を出したのが想田和弘監督です。
月一度、上映後に観客と一緒に今観た映画について語り合おうという企画です。
それもとことん話し合おうというので1時間程度は話すことになっています。
館内での . . . 本文を読む
原作はコミックです。こちら
コミック界では有名なのでしょう。苦手な分野なので知りませんでした。
それにしても「才能」は様々な分野にちりばめられているのですね。
この違国日記は、原作、映画監督、主要な出演者はすべて女性です。
男は女性の周りに配されているだけ。
世界のジェンダーギャップ指数ランキング118位の国の女性は圧政にも負けずに頑張っています。
政治や企業社会の男性優位とは違います . . . 本文を読む
頼りない勇気とは、私自身のことです。
今起きていることなのだから、心もとない勇気を持ってでも観ましょうと。
そこで上映館を見てみると全国で13です。驚きました。アカデミー賞受賞作品ですよ。
アートシアター系ばかりです。大手の配給会社は、観に来る人はほぼいないと判断したのでしょう。
残念なことです。
アートシアターでも短期間、一日1回上映です。なんと東京都には上映館がありません。
岡山の . . . 本文を読む
ゴジラ−1.0を観て思ったこと。
この映画は、制作費、結構かかっているだろうなー。
ネットで検索すると15億円ある。
そんな制作費でゴジラ映画をつくることができるのかと驚きました。
ここで挿入です。
このゴジラを都庁に映して48.5億円ですかー。
日本社会の現状を見る思いです。知恵を絞り倹約して作り上げた映画のネタを映すのが数倍かかるなんておかし過ぎます。
挿入終わり
. . . 本文を読む
マリウポリ包囲作戦はロシア軍の計画通りに成功しました。
しかし製鉄所に立てこもる部隊の奮闘もあり鎮圧に5月までかかりました。9割の建築物が破壊されました。
その後、住民の人々はロシアに送られていったと思われます。切れ切れの情報が伝えられるのみです。
マリウポリの人口は30数万人と言われていますが、もう住める街ではありません。
約10%の人は亡くなったと言われています。
ロシアに連れていか . . . 本文を読む
このチェルノフ監督の映画は、2022年2月24日に始まったロシアのウクライナ侵攻開始直後20日間を現地で撮影した映像を元に制作されています。
映像自体は当時世界に発信され日本でもTVニュースで流されていました。
当時、撮影した場所がどこなのか明かすことはAP記者(撮影者)を危険にさらすことになり明確ではありませんでした。
その映像がどのように誰によって撮影されたのか そしてどこでどのように送 . . . 本文を読む
私はアマゾンで観ました。
思っていた以上の映画でした。
アカデミー視覚効果賞を受賞した「視覚効果」を観たいと思っていたのです。
この映画は米国で大ヒットしました。日本国内のヒットとは桁がちがいます。
この映画を観ると視覚効果の素晴らしさとともにストーリーにも力があることがわかります。
全米大ヒットの理由の大きな部分だと思います。
そして海外の業界人からは15億円という制作費の安さにも注 . . . 本文を読む
5月3日午後2時からの上映をシネマ・クレール(岡山市)で観ました。
という珍しい書き出しになってしまいました。
というのは、この回(一日3回上映)では、想田和弘監督の「シネマ放談の会」が開催されたからです。
実は今回は2回目で、1回目は『落下の解剖学』だったそう。行きそびれてしまいました。これは記事になっています。
こちらです。読んでみると「シネマ放談の会」の意図がよくわかります。
いつ . . . 本文を読む
ぜひ観ていただきたい映画です。
私は沖縄本島には行ったことがありますが先島諸島は行ってません。
そのため土地勘がありません。さすがに島々の名は知っていますがどの島がどこにあるかと言われれば怪しいものです。
この映画に登場するのは与那国島、石垣島、宮古島、沖縄本島です。
これは順番通り、すなわち台湾から近い島から沖縄本島へと連なる島々です。
この島々の人々の生活と自衛隊のミサイル配備が影響 . . . 本文を読む