岡山市原尾島にあります。
用事で自転車通過中に撮影しました。
ネットから引用します。
日本人、三宅精一さんによって考案され、1967年岡山市内に初めて登場しました。
考案されたのは、岡山の三宅精一氏(1926~1982)です。彼の友人の岩橋英行氏(1925~1984、日本ライトハウス2代目理事長)が、1963年頃から視力が低下して歩行にも支障をきたすようになったのを知って、なんとか . . . 本文を読む
第189回関西社会事業史研究会に参加しました。
久しぶりです。
3年ぶりかもしれません。
懐かしい先生方にお会いできました。
岡本民雄、室田保夫、加藤博史、今井小の実諸先生方です。
第189回ということは、現在、年に5~6回ペースでしょうから、単純計算しても30年以上です。
今回の講演者は、同志社大学の李善恵さん。
『賀川豊彦の社会実践・思想が韓国に及ぼした影響』に関する研究です。
李善恵 . . . 本文を読む
戸田聡 訳 慶応義塾大学出版会 2012年4月刊
キリスト教的慈善がどのような経緯で誕生し歴史的展開をしてきたのか。
興味がある方は読まれていかがでしょうか。
ただ相当の忍耐が必要です。
我慢して60ページまで読み進むと、すっきりとしてきます。
そのすっきりさは、私たちが知っている19世紀以降のチャリティやフィロンソヒーの源流がどのように生れたかが理解できることから来ます。
ちなみに、フィラ . . . 本文を読む
カメルーンの村ではお金の使用が始まった現場が取材されていた。
ある男性は、共有物の一部を現金化していた。
それを家族は喜んで受け入れている。
お金で欲しいものが手に入ることを知っている。
戸主である男性は私有の農場を作ろうと人を雇っていた。
事業を始めることが未来を拓くことを知っていた。
ただ、この事例が数千年前の貨幣獲得時と同じとは思えない。
現代のカメルーンと都市が誕生する時代では外的条 . . . 本文を読む
最終集ですね。
お金の話です。
しっかりメモしました。
すぐ忘れるものですから。
最初のお金のかたちは?
麦だった。
それまで物物交換だったものが、一定量の麦を単位として様々なものと交換できはじめた。
メソポタミア・テルブラク(世界最古の都市)から発見された大量の器からわかった。
お金の誕生の効用は?
人の脳内を変え現代文明をつくった。
お金が人間を人間にした!
都市、職業、そして未来 . . . 本文を読む
NHKヒューマンはいよいよ「人類の農耕栽培」へ。
農耕は人類が行なった革命の中でもっとも偉大なものという評価に異論はない。
小麦が栽培種となっていく過程を追求している研究者には興味深かった。
パプアニューギニアで原始的農耕栽培を行うポカリ村が隣人との縄張りを争うことやトルコの1万2千年前の世界初と思われる宗教遺跡に隣人接待のツールがあったことなどが報告される。
仲間たちの農地を守るために闘争 . . . 本文を読む
人類はアフリカから世界に広がったというのは定説になっている。
7万5千年ほど前の話という。
なぜ、アフリカから出て行かなくてはならなかったか。
気候変動があるという。
氷期に入り、狩猟対象の動物が死に絶えてしまい生き延びるためだそうだ。
人間は繁殖しやすい。出産間隔を離乳食ために短くすることができた。
人口は増えるが食べ物がないでは出ていかざるをえない。
ただ、この話は少し説得力が弱い。
. . . 本文を読む
福祉について考えていると、人間が本来的に持っている利他的行為にその原初があるのではないという思いに至ります。
助け合うことは、人間的なことなのだと。
しかし他の生物でも助け合っているではないかとも思います。
そこで人間に限らず、利他的行為は生存のために持っているのだと拡大して考えがちです。
ところが最新のチンパンジーに関する研究の成果は、チンパンジーは自発的には助け合わないことを発見していま . . . 本文を読む
「無尽」について、NHKアサイチで話題になっていました。
(アサイチは有働アナが主導しているようでテーマが面白い。批判もあるようでファックスで感想を聞いていました)
さて、健康年齢の高さでは山梨県が日本一だそうです。
その理由について、「無尽」ないしは「無尽講」の存在が話題になっていました。
この「無尽」、私は生活の中で聞いたことはありません。
しかし、福祉の歴史では重要な位置を占めると思 . . . 本文を読む
江戸末期の儒学者の『言志四録』の中から
「老人は気乏し 人の気を得て以て之を助くれば 蓋し一時気体調和すること 温補薬味を服とするが如きと一般なり」
(現代訳)
老人は元気が乏しいものであるから、人の雰囲気を得て、これを助けてあげれば、気分と体との調和がとれて元気づく
このことはちょうど、ゆたんぽや補温剤を飲んで身体を温めるようなものだ
これは、斎藤孝著「最強の人生指南書―佐藤一斎 . . . 本文を読む
「ビッグイシュー」を英国で立ち上げたジョン・バート氏は日本スタッフが立ち上げたがっていた「日本版ビッグイシュー」の応援と日本という国を知るために、2003年5月27日に初来日する。この時に彼は、大阪・釜が崎あいりん地区と中の島公園の炊き出しを見学した。彼は経済大国日本にこのような『風景』が存在することが信じられなかったようだ。彼の目には涙があったという。そして、炊き出しに整然と並ぶホームレスの人々 . . . 本文を読む
山極教授は、
「人間には言葉を身につける以前に社会を維持する能力が発達したとの考えに基づき、
霊長類を通じて人間を知るのが目的」という。
社会を維持する能力とは、互恵利他的な能力でしょう。
人間が人間たる所以に、この能力があったことを人間の原点としたい。
「講演:霊長類通じて人間を知る 山極・京大教授、思考の仕方を話す」/京都
5月3日14時1分配信 毎日新聞
ゴリラ研究の第一人者が霊長類 . . . 本文を読む
現人類が、東アフリカの故郷から旅立ちを成功させたのは約5万年前に、ただ1回と言われている。
それから他の人類との戦いに勝利し、厳しい氷河期にも生き残った後、約5000年前に文明化した。
メソポタミア・バビロン、エジプト、パキスタン・ハラッパ、中国王朝「殷」などである。
アフリカの故郷を旅立った現人類は、文明化まで4万5000年が必要だった。なぜ4万5000年という長さが必要だったのか。
このギャ . . . 本文を読む
午前中に掃除などしてを済まし、ホッとしてお茶を飲みながらテレビをつけると
チンパンジーの集団飼育のドキュメンタリーをしていた。
1998年の製作だから、10年前ということになる。
実は1978年にも取材しており、どちらも一人の飼育係(吉原さん)が一方の主人公である。
もう一方は、チンパンジーのボスであるジョーである。
ジョーは20年におよぶボス生活の終わりの時期を迎えてきた。
次期のボス候補の . . . 本文を読む
6月29日に岡山カソリック教会でレクイエムコンサートが開催された。
私はプロテスタントの教会に行く機会は多いのだが、カソリックの教会には
観光目的以外では初めてではないだろうか。思い出せない。
この岡山カソリック教会は、市内の中心地区にあり、
63年前のこの日の未明に受けた米軍B29による大空襲で教会の前面のみを
残して焼失してしまった。
今は、現代建築の教会に生まれ変わっているが。
カソリック . . . 本文を読む