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地元での水の事故です。
本当に痛ましい。
今、市内の用水路は、水かさが増しているうえに、流れも急です。
転落したら大人でも流されてしまいます。
フェンスやガードレールがあるところもあります。
しかし、何もないところの方が圧倒的に多いように思います。
市内の用水路の総延長はテレビ報道では4000kmだそうです。
日本列島2000kmの2倍です。
本当なのでしょうが、信じられない長さです。
岡山市の南部は、大規模な干拓が江戸時代から行われています。
その頃は広大な田園地帯で、人はほとんど住んでいませんでした。
住宅地が拡大して、用水路の傍に住宅が並ぶようになったのは、ここ20年の間です。
今回の事故のあった地区も一面、田んぼでした。
「田んぼと用水路」から、「住宅地と用水路」になってしまいました。
危険が隠されてしまったとも言えます。
私たち、岡山原住民は「こんなものか」と思いがちですが、他都市から移住してきた人々の話では、
「どうして、柵もないところがあるのか」と指摘されています。
現実問題としてはすべての用水路に今すぐ柵をつくるわけにはいかないかもしれません。
まず地域の危険ゾーンをチェックし、徹底した教育をすること。
用水路の危険性を家族や町内で共有する。
道路とともに用水路にもしっかり目を配る。
最近、事故があっての対応が続きます。
情けないですが、とにかく対策を急ぐしかありません。
田舎育ちの私などは水の怖さはよく知ってるつもりですが、都会育ちの現代っ子は知らないでしょうね。命の大切さなんかもそうかもしれません。昆虫や小動物は結構殺したけど、命の大切さはそんなところから学ぶものかもしれません。
水路の怖さを。
だから水路があっても気にしていない。
危険が潜んでいるということがわからない。
間違っておちたらもう這いあがれませんからね。
柵をつくるとも重要ですが、水の恐ろしさを実感といして知っておいてもらうことがもっと重要と思います。