岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

岡山から京都へ。

2007-12-10 21:08:53 | 日本の仲間
京都に戻ってきました。
高齢の両親を岡山に置いているために、月1回は
実家に帰っています。
父親は、老衰が進んでいるようで、1日のうち、20時間は
ベッドの中です。
食事量も減ってきました。
一度、このようになって入院したのですが、このままでは
また入院ということになるでしょう。
1年ほど前には、テレビに向かって怒っていましたが、
最近は全然怒らなくなりました。
認知症も進んでいるようです。
老いた母親だけでは、対応できなくなるのは目に見えています。
そのため、私自身も京都での活動を一時停止する覚悟を
しています。

単身で実家に帰ることになるでしょう。
もちろん現場での仕事を見つけることになります。
これから数ヶ月で環境がまったく変わることに
なりますが、その経過をこのブログで書いていくことに
なります。

多くの友人に囲まれた今の生活に区切りをつけることを
決断したものの誰にも話していません。
(職場の責任者にだけは話しています)。

しかし考えてみれば、大学の教員の方々は
このことの繰り返しでしょう。

私も 新たな出発です。
もちろん、「介護」はなかなか先が見えないことですが、
社会福祉の仕事をしている以上、私自身のためにも
必要なことだと思います。

実家に帰って、二階の一室で、これからのことを
考えていると、なにか楽しみなような気もしてきました。
また一からはじめることも面白い。

親や兄弟は、「お前の家族が壊れるのではないか」と
心配します。
私は、それはあまり深くは考えていません。
他人が夫婦になり、また他人になったり友人になることも
時の流れです。
何かを失うという気持ちもありません。
なるようになるしかないなら、親に残された短い時間に
付き合っていこうということです。
実際、それが短い時間かどうかもわかりません。

さて、これから、どのように過ごしていくか。
心はどのように流れるか。
ブログの中で綴っていくことになります。
(ブログならではですね)



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