夕方 雪止む。
やっと京都でも雪が止んだ。
昼に積雪があるのはここ十年では大変珍しい。
明日は京都に雪景色を見に行く人が多いのではないかと思う。
スリップに要注意です。
今日は、午後3時ごろから、コタツに入って、パソコンを触ったり、
本を読んだりしています。
小田実の「市民の文(ロゴス)」
日本で民主主義を語らせたら、この人の右に出る人はいない。
なにしろ、デモクラシーの元祖であるのアテナイの民主制から
説き起こされるのだから。
彼のギリシャ語は、かの地の人には通じにくかったという。
例えば、平安時代の言葉を現代日本で話すようなものだったという。
彼は古代ギリシャ語を学んでいたのだ。
この本の始めに、
基論 歴史の分岐点に立って
「理解し、許すな」という文章がある。1994年に話した内容を文章化
したものだが、今読んでも考えさせられる。
小田実は1992年から2年間、米国のニューヨーク州立大学で
「日本学」の講義をしている。
小田実と「日本学」。つながりやすいだろうか。
彼の日本学は明治を起点にする。
なぜ、明治かといえば、現在の日本、いや戦争を起こした日本の起点は
明治にあり、そして日本の民主主義の起点も明治にあるからだろう。
彼は、日本での講義でも(私が受けたのは日本文学の講義だが)、
明治以降の文学がベースだった。
例えば、中江兆民「三酔人経綸問答」、長塚節「土」、有島武郎「或る女」。
時代が下がって、谷崎潤一郎「細雪」「猫と正造と二人の女」。
戦後は、大岡昇平「野火」「俘虜記」などである。
当時は意外な感じを受けた。
しかし、1990年代になっても彼の講義のテキストは変わっていない。
外国でも変わらない。
本人の著書「HIROSHIMA」が加わるが。
この人は、本当に思想が変わらなかった人だと思う。
やっと京都でも雪が止んだ。
昼に積雪があるのはここ十年では大変珍しい。
明日は京都に雪景色を見に行く人が多いのではないかと思う。
スリップに要注意です。
今日は、午後3時ごろから、コタツに入って、パソコンを触ったり、
本を読んだりしています。
小田実の「市民の文(ロゴス)」
日本で民主主義を語らせたら、この人の右に出る人はいない。
なにしろ、デモクラシーの元祖であるのアテナイの民主制から
説き起こされるのだから。
彼のギリシャ語は、かの地の人には通じにくかったという。
例えば、平安時代の言葉を現代日本で話すようなものだったという。
彼は古代ギリシャ語を学んでいたのだ。
この本の始めに、
基論 歴史の分岐点に立って
「理解し、許すな」という文章がある。1994年に話した内容を文章化
したものだが、今読んでも考えさせられる。
小田実は1992年から2年間、米国のニューヨーク州立大学で
「日本学」の講義をしている。
小田実と「日本学」。つながりやすいだろうか。
彼の日本学は明治を起点にする。
なぜ、明治かといえば、現在の日本、いや戦争を起こした日本の起点は
明治にあり、そして日本の民主主義の起点も明治にあるからだろう。
彼は、日本での講義でも(私が受けたのは日本文学の講義だが)、
明治以降の文学がベースだった。
例えば、中江兆民「三酔人経綸問答」、長塚節「土」、有島武郎「或る女」。
時代が下がって、谷崎潤一郎「細雪」「猫と正造と二人の女」。
戦後は、大岡昇平「野火」「俘虜記」などである。
当時は意外な感じを受けた。
しかし、1990年代になっても彼の講義のテキストは変わっていない。
外国でも変わらない。
本人の著書「HIROSHIMA」が加わるが。
この人は、本当に思想が変わらなかった人だと思う。
基礎的なスタンスが大事ですね。
テレビで
小田実
のインタビューをやっていて
高校の頃から
教師の言うことは聞かなかった
街を歩いて考えた
といっていた。
日本の政治が
生命を失って久しいが
小田実のような人が
沢山いた時代でもあったように思います。
・・主張の内容はともかく
社会に向けて
発言し、行動した「知識人」がいた。
とここまで書いてくると
話は人事ではない
・・と気がつきます。