岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

日本福祉文化学会全国大会に参加しました。記念講演は菅波AMDA理事長です。

2012-09-30 14:14:50 | ボランティアとアムダ
※写真は大会テーマソング『ふるさとのシンフォニー』を唄うこどもたち。学会では珍しい?

倉敷芸文館で開催されている日本福祉文化学会全国大会に参加しました。
会員ではないのですが、記念講演が菅波理事長、分科会では大原孫三郎関連研究報告。そしてお聞きすることできなかった石田易司先生や藤原一秀先生の研究発表と盛りだくさん。
有意義な一日となりました。
自宅のある岡山市と会場の倉敷市は20km程度。いつもサイクリングで行きます。
今日は雨模様の中、頑張りました。帰りは夜間走行となったため緊張しました。街中と違い暗いと自転車のライトでは不十分です。自転車でも2灯は必要ですね。おっと横道にそれました。




さっそく、菅波AMDA理事長による記念講演会報告です。

菅波茂先生は、世界30カ国に支部を持つAMDAおよびAMDAグループの代表です。
1946年生まれとキャリアの長さに比べて若いですね。
海外の医療活動は医学生時代からと聞きますから40年を超すキャリアです。
AMDA(アジア医師連絡協議会)設立は1984年。
AMDAの活動としても28年です。

ここではAMDAの紹介から始めたいと思います。
『AMDA被災地へ!』菅波茂編著の22pおよび、AMDAホームページに掲載されています。

相互扶助の精神に基づき、災害や紛争発生時、医療・保健衛生分野を中心に緊急人道支援活動を展開。世界30ヵ国にある支部のネットワークを活かし、多国籍医師団を結成して実施しています。
1984年に設立、本部は岡山市。2001年8月30日、岡山県より「特定非営利活動法人」格を取得しました。
1995年に、国連経済社会理事会(UNECOSOC)より「特殊協議資格」を、2006年に「総合協議資格」を取得しました。
AMDAの国際人道支援活動は相互扶助の精神、つまり「困ったときはお互いさま」の心に基づいており、「人道援助の三原則」(ボランティア三原則にも置換えられる)を活動成功の鍵としています。

1.誰でも他人の役に立ちたい気持ちがある
2.この気持ちの前には、国境、民族、宗教、文化等の壁はない
3.援助を受ける側にもプライドがある

AMDAとは、The Association of Medical Doctors of Asia(設立時の名称:アジア医師連絡協議会)の頭文字をとったものです。


この中に書かれている国連経済社会理事会(UNECOSOC)統合協議資格とはなにか。
私もAMDAでボランティアをさせていただくまでは知りませんでした。ほとんどの日本人も同じではないでしょうか。。
統合協議資格、実は日本ではわずか3つの団体しか取得していません(外務省HPより)。
民間NGOではAMDAただ一つです。

国連経済社会理事会については、WIKIを一読ください。

民間のNGOがこれだけの長きにわたって活動を継続・発展するということは並大抵のことではありません。
長年の間に培ったノウハウがあるはずです。
この講演では、そのノウハウを惜しげ?もなく公開されます。
いや、公開するから意味があるわけです。
NGOに企業秘密など存在してはならないのです。

続きます。


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