現在の担当は高橋源一郎氏です。
毎月楽しみにしています。
9月の推薦図書は、東浩紀「僕は福島第一原発観光地化計画を提案します」。
観光地になったフクイチ近くからiphoneをかざすと特別な技術で「爆発」が再現、煙が上がり地面が揺れガイガーカウンターの数値がぐんぐん上がる。
こんな計画を考えたのは、すぐに忘れる日本人にどうしたら忘れなくなるかと考えた由。
「日常の消費の欲望」の中に、忘れない装置を埋め込むこと。
なるほど。
忘れないために、私たちが定期的に思い出すための仕組みを作っておくこと。
とても重要だ。
例えば、週一回は教会へいく。行かなくては神を忘れてしまう。
年に一度、結婚記念日が回ってくる。まずいことが起こる前に思い出す。
定期的に法要がある。墓掃除を思い出す。
そのような「忘れない装置」の3.11版が「福島第一原発観光地化計画」というわけです。
傾聴に値する意見です!
孫崎亨氏の「日本の国境問題」(ちくま新書)からは、敗戦国ドイツは、「領土」に対してどんな態度をとることにしたのか書いてある。
「敗戦後、ドイツは、膨大な国土を失った。人の住まぬ岩礁ではない。ドイツ語を話す人々の住む土地を、である。だが、『ドイツは歴史の中で新しい生き方を言い出した』、『失ったもの(領土)は求めない、その代わり欧州の一員となりその指導的な立場を勝ち取る』ことにした」
日本でこのようなことを言ったら「暴論」といわれるのだろうかと高橋さん。
そんなことないよね。
毎月楽しみにしています。
9月の推薦図書は、東浩紀「僕は福島第一原発観光地化計画を提案します」。
観光地になったフクイチ近くからiphoneをかざすと特別な技術で「爆発」が再現、煙が上がり地面が揺れガイガーカウンターの数値がぐんぐん上がる。
こんな計画を考えたのは、すぐに忘れる日本人にどうしたら忘れなくなるかと考えた由。
「日常の消費の欲望」の中に、忘れない装置を埋め込むこと。
なるほど。
忘れないために、私たちが定期的に思い出すための仕組みを作っておくこと。
とても重要だ。
例えば、週一回は教会へいく。行かなくては神を忘れてしまう。
年に一度、結婚記念日が回ってくる。まずいことが起こる前に思い出す。
定期的に法要がある。墓掃除を思い出す。
そのような「忘れない装置」の3.11版が「福島第一原発観光地化計画」というわけです。
傾聴に値する意見です!
孫崎亨氏の「日本の国境問題」(ちくま新書)からは、敗戦国ドイツは、「領土」に対してどんな態度をとることにしたのか書いてある。
「敗戦後、ドイツは、膨大な国土を失った。人の住まぬ岩礁ではない。ドイツ語を話す人々の住む土地を、である。だが、『ドイツは歴史の中で新しい生き方を言い出した』、『失ったもの(領土)は求めない、その代わり欧州の一員となりその指導的な立場を勝ち取る』ことにした」
日本でこのようなことを言ったら「暴論」といわれるのだろうかと高橋さん。
そんなことないよね。