岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

少し引いて観る。

2015-04-07 05:15:27 | 岡山
この日曜日、学生時代の下宿屋の隣室に居た先輩に会った
他に当時会っただろうと思われる人々にも大勢会った
ともに同時代を生きていた人々だ
すでに鬼籍に入った人もいる
車椅子に乗っている人や、和室で正座できない人もいる

再び集うということは楽しいことである
昔を懐かしむという気持ちはあまりないのだけれど
当時、私自身を取り巻く状況というものがよくわかっていなかっただけに
大勢の人々の発言から おぼろげに浮かんでくるものがあって
ガテンがいくことが多かった

時代の生き証人というと大げさだけれど そんな人もいる

かつての友人の追悼会だけれど
現世にいる人々は
みんな曲がりなりにも 元気に生きている


「これは私のものである」と執着しない人は、
「これは私にはない」と苦しむことはない

と仏陀はいったそうだが、人生流転、諸行無常と知れば
案ずることもまた楽しからずや
と思う

今日も始まる 
穏やかに始まる

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