見出し画像にありますように、菊池事件再審開始を目指す市民集会のおいて、
ハンセン病に関して並々ならぬ情熱を捧げ、ハンセン病園歌についての研究者である沢知恵さんが
そのこころからの思いをピアノ弾き語りコンサートに込められました。
菊池事件に関してはこちらを参考にしていただければと思います。
ハンセン病で隔離された人々は本名では暮らすことができませんでした。
菊池事件の菊池は、熊本県北部の地名です。
ご本人は、「Fさん」と呼ばれています。
このコンサートは
youtubeで公開されています。
沢知恵さんのハンセン病とのかかわりは、驚くほど長く半世紀にもなろうとしています。
父親が牧師として香川県大島青松園に訪れた時に同行(抱っこされて)した時からのお付き合いだそうです。
岡山に移住した理由には大島青松園の人々とのかかわりや、さらに岡山にある二つのハンセン病療養所を深く知るためだとも聞いています。
私も岡山に住んでいますのでハンセン病のことはそれなりに学んでいますが、沢さんの学びの深さは桁違いです。
岡山大学で修士論文も書かれています。
「日本の公立ハンセン病療養所の園歌」です。
ハンセン病に関して今まで誰も研究してこなかった療養所の園歌についての論考です。
現在もさらに研究を進めておられます。
末は博士ですね。
この修士論文は読みやすくして単行本で出版されるそうです。
論文のままではなかなか難解ですからね。
本当に尊敬しています。
コンサートでは、Fさんの詩を中心に構成されています。
沢さんのコンサートは一期一会(1回限り)です。
すべてのコンサートが1回きりです。
その中でも今回のコンサートは特別だと思います。
今まで折に触れ聴いてきた沢さんの唄がそれぞれここにしかないと思われる時間に置かれ
その歌の理解が深まります。
素晴しいコンサートです。
お聞きいただければと思います。
💛ウクライナに平和を💛