鬼に取られるものは

　昨夜は局地的な大雨と雷の多発で、市内各所に影響が出ました。

　釧路市内では市街地の北側で大なり小なり停電が発生。市の東部でもゴミの焼却場に落雷があり、ゴミ運搬車の重量計測器が不具合を起こして難儀しているとのこと。

　先週末の大雨による河川の水位上昇と言い、防災担当職員には気の休まる暇のない連休でした。

　被害を受けた皆様にはお見舞いを申し上げます。


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　今日から釧路管内では建設事業関係を対象にした会計検査が始まりました。

　調査官とお会いして挨拶かたがた今回の調査のテーマについてお話を伺いました。

　すると今回は、地域の防災計画と各種のインフラ整備計画の整合が取れているかを調査したいという意向があるよう。

　会計検査というと、かつては積算ミスを徹底的に追及して国にとっての損害がいくらであるか、ということに執着するという印象が強く、補助金行政をしている官庁にとってはどのような指摘が来るのかが心配で本当に鬼より怖い存在でした。

　それがある時期からは、計画全体の整合についても説明を求められるようになり、必ずしも経済的な損失の追求というよりは、社会全体のより理想的なありようはどのようなものか、ということにも重きが置かれるようになったと感じています。

　このようは機能は総務省に行政評価局という部署があり、かつては行政監察という名で呼ばれていましたが、こちらが主に行政の進め方をチェックしていたものです。

　地方自治体としてはこの両者がどのように業務を仕切っているのかはよくわかりませんが、それぞれの立場を背負いながらより良い行政の在り方について意見を交わすことには前向きに取り組んでゆきたいと思います。

　まずは補助金や交付金の適切な運用をきちんと説明したうえで、より良い意見交換ができるよう期待しています。






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　『鬼に瘤(こぶ)を取らる』という諺があります。「一見したところ不幸な目にあったようでいて、思わぬ幸運を招き、それまでの苦労の種がなくなること」のたとえです。

　地域の苦労の種を共になくすような良いアドバイスが戴けるような優しい『鬼』なら大歓迎ですね。