北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

一本を積み重ねたイチローの三千本安打

2016-08-08 23:25:03 | Weblog

 リオ五輪が始まってスポーツネタが満載の毎日なのに、敢えてやってくれました、イチローの大リーグ三千本安打。

 ここのところ先発から外れ、代打でもヒットが出ない日が続いていたイチローですが、足で稼いだ三塁打で節目の三千本目のヒットを決めてくれました。

 私が大きな影響を受けた二宮尊徳の言葉に、「積小為大」という言葉があります。


   大事を為さむと欲せば、小なる事を怠らず勤むべし
   小積もりて大となればなり

   およそ小人の常、大なる事を欲して小なる事を怠り
   出来難き事を憂いて 出来易き事を勤めず

   それゆえ終に 大なる事をなすこと能わず
   たとえば、百万石の米といえども、粒の大なるにあらず


 この意味は、「大きなことをしようと思えば、小さなことを怠らずに勤めなさい。それは小さなことが積み重なることで大きなことになるからだ」ということ。

 そしてこの小さなことをコツコツと積み上げたのがイチロー選手のヒットの数。まさに積小為大のなせる業だと思います。

 (器の)小さい人は、大きなことを求めるが小さなことを怠ってしまう。出来にくいことを憂いながら、出来やすいことに勤めるという事をしません。

 
 最後の、「百万石の米といっても、一粒が大きいわけではない」というのは面白いですね。目の前にあるできることをコツコツと積み上げてみてはいかがでしょう。

 イチローにはなれないにしても、自分の人生が充実することでしょう。。
  

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする